当院のブログをお読み下さりありがとうございます。
本日は成長ホルモンの体脂肪に及ぼす作用について少しお話させて頂きます。
私たちのカラダは、エネルギーを得るためにグリコーゲン・中性脂肪・タンパク質などの大きな分子を小さく分解してします。(これをカタボリズムといいます)
それに対し、組織や器官を形成し維持するため、アミノ酸・グルコース・脂肪酸などの分子がさらに大きな分子を合成します。(これをアナボリズムといいます)
異化(カタボリズム)と同化(アナボリズム)を合わせて代謝といいます。
代謝に関わるホルモンは、主として異化を刺激するもの(カタボリックホルモン)と同化を刺激するホルモン(アナボリックホルモン)に大別することができます。
代表的なカタボリックホルモンは、コルチゾールやアドレナリンでアナボリックホルモンはインシュリン・成長ホルモン・男性ホルモンなどが挙げられます。
近年になって成長ホルモン欠損症(GHD)が体脂肪の増大を伴うこと、GHD患者に成長ホルモンを投与すると、体脂肪が減少することなどが解明されてきました。
現在では、成長ホルモンが筋や骨などに対してアナボリックな作用を持ち、体脂肪に対してカタボリックな作用を持つ「二刀流」であることが、事実となって受け入れられてきています。
成長ホルモンは脳下垂体から分泌されますが、その分泌は15分ほどでピークに達し、60分ほどで元に戻る波形状です。
成人ではこの波形が1日8回ほど起こります。
その大きさには大小があって、睡眠後に多量に分泌されることは周知のことです。
しかし、加齢とともに1日あたりの分泌回数とピーク値は減少していきます。
一般成人では1回あたりの平均量は血中濃度にして15~20μg/ℓとされています。
なので、筋中の乳酸濃度を高めるにはレジスタンストレーニングにより、ノルアドレナリンと成長ホルモンの分泌を強く促すことができます。
これは体脂肪、特に腹部の脂肪を減らすのに効果的といわれています。
典型例として「加圧トレーニング」がありますが、一般のトレーニングでも工夫によって成長ホルモンの分泌を促すことは可能です。
本格的にカラダ作りに取り組んで、現状より1歩進んだところに持っていくには努力と知識が必要になってきます。
自分のカラダに何が必要かを意識して筋トレして下さい。
ただし、オーバーワークはカラダを壊す元なので気をつけましょう!
大阪市旭区大宮(日曜日・祝日も受付) まつ鍼灸接骨院でした !(^^)!