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本日は炭水化物ダイエットの落とし穴について少しお話しさせて頂きます。
炭水化物は、カラダの中に入ると主にエネルギー源になります。(特に脳のエネルギーとなります)
摂取された炭水化物はブドウ糖にまで分解され、小腸から吸収されて肝臓へと送られます。
肝臓に届いたブドウ糖の1部は、グリコーゲンとして肝臓に貯蔵され、残りは肝臓から全身を巡る血管に放出され、体内の細胞は適宜ブドウ糖を取り込んでエネルギー源として利用します。
グリコーゲンとして貯蔵できなかったブドウ糖は、肝臓で脂肪に変えられて脂肪細胞に貯蔵されます。
こうした原理から、炭水化物を過剰に摂取すれば、脂肪に変換されて太るということにつながります。
通常、夕食後から翌朝まで10~12時間ほどの絶食状態が続きます。
しかし摂取しなくても血糖値は安定し、様々な臓器は通常通り生命維持に働きます。(これを基礎代謝といいます)
脳の唯一のエネルギー源、ブドウ糖。
炭水化物を制限する食生活をすると、激しいストレスがかかったときなどに糖以外のものを原料としてブドウ糖が作られます。(これを糖新生といいます)
主な材料は9割がアミノ酸、1割がグリセロール(脂肪の1種)・乳酸・ピルビン酸などです。
脂肪酸・アミノ酸を分解する過程で作られることのある不完全代謝物をケトン体といいます。
ケトン体が過剰になると、血液は酸性に傾いたり脳の機能低下を引き起こします。
なので、炭水化物を抜く(あるいは制限する)食事を続けていると、タンパク質(アミノ酸)を分解してエネルギーを産生する状態が続き、肌荒れを引き起こしやすくなります。
タンパク質本来の目的は血液・筋肉・細胞を作る材料です。
なので、不足すれば免疫力の低下を引き起こし、活動力が低下してカラダに様々な悪影響を及ぼします。
炭水化物制限ダイエットは、ある程度の効果は期待できますが、極端なダイエットに走って痩せたとしても、その後に通常の食生活に戻せばリバウンドは必至です。
それよりも、普段の食生活を見直し、偏った栄養を摂取することなく、バランスの良い食事をして適度な運動を併せて行う生活習慣にすることの方が健康的にダイエットできるはずです。
ダイエットを行う際にはくれぐれも注意が必要です。
大阪市旭区大宮(日曜日・祝日も受付) まつ鍼灸接骨院でした !(^^)!