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月別アーカイブ: 2019年6月

筋収縮のパターンと負荷設定について考えよう!

当院のブログをお読み下さりありがとうございます。

 

本日は筋収縮のパターンと負荷設定について少しお話させて頂きます。

 

筋収縮のパターンは3つに大別することができます。

 

●コンセントリック収縮(求心性収縮)

筋肉を縮めながら力を発揮する筋収縮

●アイソメトリック収縮(等尺性収縮)

筋肉の長さが変わらない状態で力を発揮する筋収縮

●エキセントリック収縮(遠心性収縮)

筋肉を伸ばしながら力を発揮する筋収縮

 

この中でも、筋肉を伸ばしながら筋収縮を起こすエキセントリック収縮は、筋線維へのダメージが大きいので筋肉痛を引き起こしやすくなります。

 

なので、ブレーキをかけながら力を発揮するエクササイズにおいて、控えめにしておかなければ、筋肉痛の影響を受けることになります。

 

負荷設定については、大会などに参加するのであれば、計画を立てて準備するのが望ましいでしょう。

 

本番が近づくにつれて、回数・セット数を少なくし、より重いものをより速く挙げるように変更しましょう。

 

こうすることで、従来ある筋力にスピードが加わるので、より大きなパワーを発揮できるようになります。

 

トレーニングの頻度としては、2~3回/週で筋力強化を行い、週1回で筋力維持しておくのが目安とされています。

 

トレーニングを行って、翌日はアクティブレストを兼ねたトレーニング、その翌日を休養日にあてるなどすれば取り組みやすいでしょう。

 

トレーニングを行うといっても、目的に応じてその用途は異なります。

 

重いものを持ち上げるだけでなく、軽い負荷を使ってみたり体重管理のために行うなど様々です。

 

トレーニングを通じて、よりよいコンディショニング作りに役立てるようにしてみましょう。

岩盤浴とサウナでは汗の質が…異なる!?

当院のブログをお読み下さりありがとうございます。

 

本日は岩盤浴とサウナでの汗の違いについて少しお話させて頂きます。

 

汗をかくのは岩盤浴でもサウナでも一緒です。

 

ですが、岩盤浴では皮脂腺から、サウナでは汗腺から汗が出ます。

 

気温が高い・運動後・入浴などでかく汗は、一般的に汗腺からの汗になります。

 

サウナはカラダを外側から温める作用があるので、汗腺から汗をかくということになります。

 

それに対し、皮脂腺からの汗は、日常生活ではかきにくい汗とされています。

 

皮脂腺から汗を出すには、長時間を要するマラソンや2時間以上のエクササイズ、といった運動量が必要です。

 

岩盤浴は、じんわりとカラダの内側から温める作用があるため、皮脂腺が開きやすいと、されています。

 

汗の特徴として、汗腺からはベタついた不快な汗であり、皮脂腺からはサラサラとした水のような汗が流れます。

 

汗腺からの汗は、毛穴の汚れを流して肌をキレイにする効果があり、皮脂腺からの汗は、酸化された脂と一緒に老廃物を排出します。

 

なので、岩盤浴にせよサウナにせよ、目的別に効果を知って活用してみましょう。

ランニングでダイエットを効果的にするには…?

当院のブログをお読み下さりありがとうございます。

 

本日はランニングにおける効果的なダイエットの考え方について少しお話させて頂きます。

 

以前は、20分以上の有酸素運動が脂肪燃焼の目安である、といわれてきました。

 

最近では、ウォーキングなどを組み込んでランニングしても、それほど優位差はないとされています。

 

運動時には交感神経が優位になり、心拍数の上昇に伴ってアドレナリンが分泌されます。

 

アドレナリンには、脂肪を分解して運動時のエネルギーとして使えるようにする働きを持っています。

 

脂肪分解の抑制に働くのがインスリンで、交感神経が優位になると働きも弱まります。

 

以上のことから、運動時にはアドレナリンの分泌は亢進し、インスリンの分泌が抑制されることで脂肪分解が促される、と考えることができます。

 

最近の報告などでは、連続して一定時間のランニングを行うより、間にウォーキングなどの挟んで同じ時間ランニングをした方がアドレナリンの濃度が増えている、とされています。

 

つまり、有酸素運動の途中で休息を挟む方が、脂肪燃焼効果の促進が期待できる、ということになります。

 

なので、「ダイエット」という観点からランニングを行う場合には、ずっと走り続けることが効果的である、とは一概に言いがたい面もあります。

 

初心者がランニングによるダイエットを試みるのであれば、ランニング一辺倒ではなく、ウォーキングや休息を取り合わせながら気軽に取り組むといいでしょう。

 

大切なのは、楽しく継続して行えることです。

 

無理なく運動習慣を身につけるためには、楽しんで行えることがポイントになってきます。

ダイエットの難敵「脇腹の脂肪」…どうして?

当院のブログをお読み下さりありがとうございます。

 

本日は脇腹の脂肪が落ちにくい理由について少しお話させて頂きます。

 

脂肪が落ちるのには順番があり、内臓脂肪と皮下脂肪では皮下脂肪の方が落ちにくい、とされています。

 

食事療法などで内臓脂肪は比較的落ちやすいのですが、皮下脂肪は徐々に蓄積されてついたものなので、なかなか落ちにくいという性質を持っています。

 

なので、たとえ内臓脂肪が落ちたとしても、皮下脂肪は目立って残るということになります。

 

また、腹腔内には多くの臓器があるため、皮下脂肪を落とそうとすると時間がかかります。

 

全身運動を行って全身性に引き締めない限り、脇腹だけの部分痩せというのは…まず難しい、と考えられます。

 

以上のことから、脇腹の脂肪が落ちるのには、変化の兆しが現れるまで時間がかかってしまうという特徴があります。

 

でも落ちないわけではないので、有酸素運動と筋トレと食事の3本立てを継続する必要があります。

 

運動強度は年齢に応じた形で行っても、効果はきっと現れるはずです。

 

暑くなるこれからの季節、暑気バテ対策も兼ねてカラダを動かしてみましょう。

ランニングに筋トレが必要な理由とは…?

当院のブログをお読み下さりありがとうございます。

 

本日はランニングと筋トレの関係性について少しお話させて頂きます。

 

●フォームの安定

無駄な力や筋肉を使うことなく走ることができるには、フォームの安定は不可欠です。

フォームの安定化には、意識だけではなく体幹部の筋力も必要とします。

腹部や背部の筋力がしっかりしていれば、長い距離のランニングも楽に走れるようになるでしょう。

 

●タイムの向上

ランニングをしていて、急に足が重くなる感覚になるのは、下半身の筋力の疲労によるものがほとんどです。

なので、長時間走っても耐えられる筋力を身につけることで、タイムが変わります。

また、下半身だけでなく、足を効率よく動かすには腕振りも必要になってきます。

下半身や腕の筋力も最低限は筋トレでつけるというのも、タイムを伸ばす1つの方法である、といえます。

 

●ケガ予防

ランニングは下半身の負荷が大きい運動である、とも考えることができます。

運動不足の解消に…などと急激に無理なランニングをすると、ケガをする危険性は高くなります。

ランニングで多いケガは、肉離れシンスプリントなどが代表的です。

これらは、筋疲労に対する繰り返し負荷であったり、筋力不足で起きる場合が非常に多いです。

なので、下半身・体幹・腕の3部位の筋トレは特に重要です。

 

筋トレの優先順位には個人差があると思いますが、あとはランニングをしながら課題を見つけて、課題を克服する筋トレをしてみましょう。

 

日々のランニングを効果的なものにするために、筋トレとランニングを組み合わせるというのは、非常に大切なものではないでしょうか。

大腿後面の筋群に柔軟性をつける理由とは…?

当院のブログをお読み下さりありがとうございます。

 

本日はハムストリングスの柔軟性が必要な理由について少しお話させて頂きます。

 

①姿勢

2関節にわたって筋が付着しているハムストリングスが柔軟性を失うと、骨盤が後傾して猫背姿勢を引き起こしやすくなります。

長時間のデスクワークスマホいじりで誘発されやすいので、定期的に背伸びなど軽いストレッチをしておきましょう。

 

②転倒

腰椎が後弯すると、転倒する危険性が大きくなります。

特に筋力低下の目立つ高齢者においては、ハムストリングスの柔軟性を高めることで転倒リスクを軽減させることができます。

 

③腰痛

猫背姿勢は、腰部へのストレスから肩こり・膝痛を引き起こしやすくなります。

ハムストリングスの柔軟性は、姿勢維持に大きく関わるだけでなく、腰痛の緩和にも効果的です。

 

④下腹が出る

ハムストリングスが固く骨盤が後傾すると、腹筋力は低下して脂肪が溜まりやすくなります。

腹筋運動と併せてハムストリングスのストレッチを取り入れることで、姿勢改善に努めましょう。

 

⑤産後

産後の女性は、骨盤が開きやすくなっています。

産後にそのまま日常生活をおくっていると、ハムストリングスが固くなって腰痛を引き起こす場合が考えられます。

骨盤を正しい位置に戻していくには、ハムストリングスのストレッチは必要である、といえるでしょう。

 

骨盤が正しい位置にある、というのは日常生活を滞りなく過ごす上で非常に大切です。

 

股関節周囲の柔軟性、しっかりと意識して運動に取り組みましょう。