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月別アーカイブ: 2016年1月

夜型から朝方生活への変化は活動量が上がる?

当院のブログをお読み下さりありがとうございます。

 

本日は夜更かしの影響について少しお話させて頂きます。

 

ヒトは日中活動しているときと睡眠時とでは、約1℃前後の体温変化があります。

 

これは自律神経の働きによるものです。

 

起きているときには交感神経の作用で体温は上昇します。

 

逆に就寝時は副交感神経の作用で体温は下降します。

 

23時頃に就寝し、起床が6~7時頃だと体温が最も上がるのが夕方前後で、最も下がるのが明け方前後になります。

 

明け方前に最も低くなった体温は、徐々に上昇して6~7時頃には爽快な気分で目覚めることができます。

 

しかし、夜更かしが習慣化している場合だと、体温変動の時間帯がずれてしまいます。

 

起床時間に最も体温が下がるため、午前中に調子が上がらなくなります。

 

なので、朝の調子を良くするには、起床時までに体温を上昇させることが大切です。

 

つまり、就寝時間を前倒しして寝る時間を一定にすることが必要になります。

 

起床に合わせて就寝時刻を設定することが大切です。

 

夜更かし生活に慣れた人には、睡眠の前倒しはなかなか大変だと思います。

 

しかし睡眠リズムの乱れは、ストレスを与えたりカラダが思うように動かせない危険性も秘めています。

 

規則正しい生活は、寒い季節に最も効果のある予防対策です。

 

ウイルス感染が徐々に猛威を奮い始めているこの時期、注意しましょう。

 

 

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virus

 

 

頻尿の原因…その理由

当院のブログをお読み下さりありがとうございます。

 

本日は頻尿の原因について少しお話させて頂きます。

 

排尿は起床してから就寝するまでの間に5~7回程度といわれています。

 

8回以上ある場合を頻尿といい、就寝後に3回以上ある場合は夜間頻尿といいます。

 

頻尿・尿漏れ・尿意切迫は、過活動性膀胱とよばれており、尿が充分溜まらないうちから自分の意思と関係なく膀胱が勝手に収縮する病気です。

 

頻尿の原因としては、水分の過剰摂取・利尿作用のある飲料を飲んだりしていることです。

 

また精神的緊張によって、尿量は多くなくても尿意を感じることがあります。

 

また加齢に伴って頻尿になります。

 

これは尿を濃縮するホルモンが減少することによって尿量が増えていること、膀胱の弾力性が失われて夜間に尿を溜めにくくなることに由来します。

 

女性は泌尿器のトラブルになりやすいといわれています。

 

男性に比べて尿道が真っ直ぐなため、筋肉も弱いことに由来します。

 

妊娠中は胎児の成長により、子宮の裏側の膀胱が圧迫され頻繁に尿意を感じます。

 

出産が原因で尿道括約筋など骨盤底筋群が伸張することで、腹圧がかかると尿漏れを起こすことがあります。

 

その他、細菌に感染した尿道炎・膀胱炎を始め、膀胱の筋肉が過剰に活動する前立腺肥大・子宮筋腫などがあります。

 

そして、神経が排尿をコントロールしにくくなる椎間板ヘルニア糖尿病脳卒中も頻尿を引き起こします。

 

寒さが募るこの時期、「寒いから近くなる」と思っていても、日頃の生活習慣から頻尿につながる場合も少なくありません。

 

症状がいつもと違うようなら、必ず医療機関で受診しましょう。

 

 

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attension

 

直線的に前進させる動きと意識は効率的な走り方?

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本日は走行時の走り方について少しお話させて頂きます。

 

両体側を軸にして走る2軸走法を行うとき、体軸を真っ直ぐにしていれば脚は弧を描きます。

 

骨盤の付け根を脚の付け根と思って、長く使う意識を持つのはいいですが、それにこだわると骨盤の捻りが大きくなります。

 

なので、脚は1本のラインの上を踏んで前進することになります。

 

この方法では、脚の移動距離が長くなり、時間もかかります。

 

弧を描くことで遠心力も生じますから、着地の際に力が内側に向かい1歩ごとに進行方向が交差します。

 

なので、骨盤の捻りはあまり意識せず、両脚の着地点をつないだラインも平行線になるくらいが効率的だといわれています。

 

例えるなら…1つのラインがあり、その外側がそれぞれの足の中心線のやや外側にくる位置取り、といった感じです。

 

これより間隔が広がると、着地の際の体重移動が左右に大きく移動します。

 

それは結果的に体を前方に移動させる妨げになります。

 

常に体を直線的(=最短距離)に前方移動させる、という基本に基づいた体の使い方は大切です。

 

フォームを意識すること…それは継続して走ってもケガや故障から身を守る1つの方法といえます。

 

 

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water supply

目的によって走り方は変えるべき?

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本日は目的別のランニングが及ぼす効果について少しお話させて頂きます。

 

①ロング走

全身持久力(主に心肺機能)や筋持久力の強化としてプログラムを組むようにしましょう。

スピードによって負荷が変わりますので、心拍数がモニタリングできるのも1つの方法です。

「走り込みが下半身強化につながる」という考え方は、筋力レベルを上げるという観点からは効率的でない練習であることは覚えておきましょう。

「スピードレベルを落としてゆっくり走ること」は、血流を促し疲労回復効果も期待できるので、クールダウンに適しています。

 

②ミドル走

試合後半になってもバテない身体作りの1つとしてミドル走を行いましょう。

主に全身持久力筋持久力を強化します。

運動生理学的には、0~40秒まではATP系や解糖系のエネルギー供給システムに依存しています。

なので、このタイム以内でのランニング距離を設定します。

概ね400M程度になると思います。

ミドル走で軸のぶれない走り方を習得することにより、下肢だけでなく体幹筋持久力を鍛えることにもつながります。

ただし、ランニング量によって変化はします。

このように中距離を走るときは、インターバルの比率を変えてやることでランニング負荷を調節できます。

インターバルが短くなるほど、心肺機能に負担がかかってスタミナが強化されます。

 

③短距離ダッシュ

時期的には試合期に行うことが多いダッシュ。

スピード強化の1つとして、オフシーズンのランニングの一環に取り入れるのも効果的でしょう。

スタート時の爆発力と短い距離を走りきることで、瞬発力が強化されます。

ただし、瞬間的に大きな力が作用するため、基礎筋力が出来上がっていなければケガをします。

なので、早い時間帯で本数と時間を決めて行うことが望ましいでしょう。

蹴り足が後ろに流れる走り方は、効率の良い走り方とはいえません。

坂道などを利用して、膝を上げて前方への推進力を生み出すようなフォームを意識して、スピードアップにつなげます。

 

以上のことから基本的な考え方としては…

●効率的な走り方を覚えるためにある程度のランニングは必要である

●エネルギー供給システムによってロング走・ミドル走・ダッシュに分類できる

●ロング走は主に心肺機能を強化するが、スピードを落とせばクールダウンにも向いている

●ミドル走では下肢・体幹の筋持久力強化を目的とし、インターバル設定で負荷を強化できる

●ダッシュは爆発的な力とスピードを養成する

●坂道ダッシュは効率的な走り方の練習になる

といったことがいえるでしょう。

 

寒い時期なので、無理な設定での運動はせずに基礎筋力の充実に努めてから行うようにしましょう。

 

 

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start dash

疲れやすい体質改善に効果的な栄養素あれこれ…

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本日は疲れたカラダに効果的な栄養素について少しお話させて頂きます。

 

鉄は酸素を細胞に運ぶ役割があります。

 

なので、不足すれば疲れなどの症状が現れます。

 

ビタミンB1は、炭水化物をエネルギーに変換し、ビタミンB6はタンパク質や脂質をエネルギーに変換します。

 

そして、ビタミンB2はこれらのビタミンを機能するのに不可欠な栄養素です。

 

活動を円滑にするには、これらのビタミン全てが必要になります。

 

マグネシウムは、筋肉・神経・骨などの健康を保つ働きがあります。

 

マグネシウムの働きの1つは、食事をエネルギーに換えることです。

 

マグネシウムが不足すれば、疲れやすくなったりイライラしたり筋肉が弱ります。

 

甘いものを過剰摂取すれば、血糖値を急上昇させます。

 

食事の変わりに菓子類で補充…などは要注意です。

 

良質なタンパク質は魚や赤身肉に、良質な炭水化物は雑穀米や雑穀パンに、良質な脂質はオリーブ油やキャノーラ油に含まれます。

 

鉄分摂取する際には、動物性の方が植物性よりも効率的に摂取されます。

 

しかし、大豆やホウレンソウなどの植物性食材でも、ビタミンCと一緒に摂取することで吸収は改善されます。

 

また、運動によって疲れや倦怠感も改善されるので、エクササイズも必要です。

 

まだまだ寒い時期が続きますが、寒さに負けないカラダ作りをしましょう!

 

 

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免疫力

頭皮臭の原因は加齢臭からくる!?

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本日は頭皮の臭いの原因について少しお話させて頂きます。

 

加齢臭とは皮脂から発生する臭いをいいます。

 

臭いの元はノネナールという体臭成分です。

 

これは、皮脂に含まれるヘキサデセン酸(脂肪酸の1種)が分解され、発生します。

 

なので、加齢臭を減らすにはヘキサデセン酸を減らす、つまり過剰な皮脂の分泌を抑えることが大切です。

 

毛穴には常在菌(ニキビ球菌・ニキビ棹菌・ブドウ球菌・マラセチア菌など)が存在します。

 

常在菌はリパーゼという脂肪分解酵素を持っていて、皮脂を食べて分解します。

 

分解された皮脂は汗と混ざって乳液状になり、頭皮に広がることで保湿しています。

 

しかし、40代頃からヘキサデセン酸が増加してきます。

 

常在菌がヘキサデセン酸を含んだ皮脂を分解することで、ノネナールが発生します。

 

これが40代になると加齢臭が強くなる原因です。

 

男性の方が加齢臭が強いのは、皮脂量が女性のそれよりも多いからです。

 

加えて、女性ホルモンには皮脂の分泌を抑える働きがあります。

 

加齢により女性ホルモンの分泌が男性ホルモンより分泌が減ると、男性ホルモン優位になり皮脂は増えます。

 

すなわち加齢臭の原因が増加することになります。

 

皮脂腺の多いカラダの部位…それは頭皮です。

 

したがって、加齢臭は頭皮から出やすいのです。

 

もう1つの原因は皮脂の酸化です。

 

これには活性酸素が関わっています。

 

活性酸素とは、酸素が活性化したもので、体内の細胞を酸化させます。

 

若いうちは抗酸化物質が働くことで酸化を防いでいます。

 

しかし加齢に伴って体内の抗酸化物質の働きは弱まります。

 

これにより皮脂の酸化は促進するのです。

 

活性酸素が発生する原因には、バランスの悪い食事・飲酒・喫煙・ストレス・乱れた生活リズムが挙げられます。

 

加齢によるノネナールの発生・皮脂の増加・皮脂の酸化という要因が重なって、40代以降になると頭皮の臭いが強くなっていきます。

 

運動やストレッチなどでしっかり汗を流して、新陳代謝を高めると同時に規則正しい生活を心がけましょう!

 

運動不足は体臭にも影響を与える可能性があります…。

 

 

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heavy smell

 

 

 

 

適度な運動はコラーゲンを増やす!?

当院のブログをお読み下さりありがとうぎざいます。

 

本日は運動によるコラーゲン生成について少しお話させて頂きます。

 

コラーゲンが不足すれば、結合組織に影響を与えて皮膚弾力の低下骨の強度低下、軟骨の痛みが考えられます。

 

これを補うためには、食事やサプリメントだけでなく、運動によってもコラーゲンの合成能力を高めることが知られています。

 

運動によって多くの酸素が取り込まれて、血流が良くなると同時に線維芽細胞(コラーゲンを構成する細胞)が活性化します。

 

そうすることで、より多くのコラーゲンが生成されるようになります。

 

有酸素運動は酸素を取り込みながら行うため、血液中の酸素が線維芽細胞の働きを活発にさせます。

 

継続して行うことにより、効果は期待できるといえるでしょう。

 

一方筋トレは高負荷トレーニングの代表といえるでしょう。

 

結合組織にストレスを与えることで、そのストレスに負けない組織が再合成されます。

 

またトレーニング後は筋疲労によって成長ホルモンが分泌されます。

 

成長ホルモンにも、タンパク質合成細胞の活性化を促す作用があります。

 

運動後、睡眠している時などに成長ホルモンは分泌されますので、筋トレなどでもコラーゲン合成が活発になると考えられます。

 

運動できる時間がなくても、軽い体操ストレッチをしておくだけでも違います。

 

血行を促進させ新陳代謝を活発にする適度な運動は、コラーゲン合成に欠かせない大切な要素です。

 

普段からカラダを動かすことを意識して生活しましょう。

 

食事で摂取する際には、コラーゲンだけでなくタンパク質も含まれた食材を選ぶのがポイントです。

 

またコラーゲン合成のためにビタミンCも摂取しておきましょう。

 

ビタミンCは結合組織を安定させるのに役立ちます。

 

口から体内に入ったコラーゲンは、1度分解されて吸収されやすいペプチド状態になり、そこから血流によって全身へ運ばれます。

 

皮膚・骨・軟骨などにそれは作用することになります。

 

運動することで、こうした循環は効率が上がります。

 

なので、運動をするということはカラダに良いことである、といえるでしょう。

 

運動後の冷えに注意して、この寒さを乗り切ってみませんか?

 

 

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冬太りに効果的! 漢方的食材を摂ろう!

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本日は冬太りに効果的とされる食材について少しお話させて頂きます。

 

漢方では、人を構成する基本物質を気・血・津液の3つで表します。

 

これらの流れが悪くなるとカラダに影響を及ぼすと考えられています。

 

①気滞タイプ

イライラしたりストレスを感じやすい。

胸脇やお腹が張りやすく、噫気(あいき=げっぷのこと)やガスが出やすくなります。

●調味料・スパイス(陳皮・ウコン・ニンニク)

●野菜(セロリ・大根・菜の花・長ネギ・カブ・セリ)

●穀物など(ソバ・ラッキョウ)

●飲料(ジャスミンティー・ミントティー)

 

②瘀血タイプ

顔色や唇がくすみ、痣が治りにくい。

肩こりや生理痛など痛みを伴うことが多いといわれています。

●調味料・スパイス(黒砂糖・紅花・ニンニク)

●野菜・豆(ナス・ピーマン・ニラ・タマネギ・黒豆)

●魚(鰯・鯵・鯖)

●飲料・果物(サンザシ・桃・ローズティー)

 

③痰飲タイプ

顔・手足がむくみやすく、カラダが重だるい。

梅雨時に体調が悪くなりがちで、目まいを伴うことがあります。

●調味料・スパイス(ショウガ・シソ・陳皮)

●豆・穀類・野菜(緑豆・小豆・ハトムギ・大豆・トウモロコシ)

●肉・魚(鶏肉・鯉・鱸)

●飲料など(ハトムギ茶・昆布)

 

気の滞りが血の停滞につながるなど、気・血・津液は相関しながら存在しています。

 

ヒトのカラダは食べたもので構成されます。

 

なので、これを機会に食生活を見直してみてはいかがでしょう?

 

 

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気をつけよう! 冬のお風呂とヒートショック!!

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本日はヒートショックについて少しお話させて頂きます。

 

脱衣室を暖房している家庭は少ないかもしれません。

 

真冬でもリビングとの温度差が10℃以上あるのも普通ではないでしょうか?

 

寒い脱衣室で裸になると、寒冷刺激が交感神経を刺激します。

 

カラダは血管を収縮させて、急激に血圧を上げるように反応します。

 

そんな状態で入浴すれば、さらに血圧は上昇します。

 

お風呂の温度が高ければ尚更です。

 

以上のことから、寒冷刺激と温熱刺激の相乗効果によって、血圧の急上昇が起こりヒートショックになることが分かります。

 

血圧の急上昇は、脳出血の危険因子にもなります。

 

高齢者にヒートショック現象が多いのは、血管の柔軟性が欠如しているため、高い圧力が血管にかかるとそれに耐え切れないからです。

 

脳出血が起こると、意識がなくなったり手足が麻痺します。

 

お風呂でそんな状態になれば、溺れて命に関わる状態にもなりかねません。

 

なので、脱衣室はあらかじめ暖房するなどして、リビングとの温度差を少しでも減らしましょう。

 

また浴室も寒いときがあるので、蓋を開けてお湯を沸かし充分にかけ湯をしてから入浴しましょう。

 

脱衣室の暖房と40℃くらいのお風呂…この2つをしっかり遵守すれば健康増進効果も期待できるでしょう。

 

 

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入浴

東洋医学にみる冬季うつ病とは?

当院のブログをお読み下さりありがとうございます。

 

本日は冬季うつ病に対する東洋医学的な見方について少しお話させて頂きます。

 

東洋医学における冬季うつ病の原因は、風・寒・暑・湿・燥・火の六気が、気候の急激な変化により邪気となった外因と、喜・怒・思・憂・悲・恐・驚の七情のバランスが崩れたことによって発生する内因と考えます。

 

外因では、邪気を身体から防衛する陽気の働きが弱まります。

 

すると秋の長雨の時期に湿が邪気に変化した湿邪が体内に侵入しやすくなります。

 

湿邪は重く停滞し、頭・腰・四肢のしつこい重だるさの原因になります。

 

さらに脾・胃にも影響を及ぼします。

 

脾・胃は五行分類で甘・土に分類されます。

 

湿邪により犯されると、脾・胃のエネルギーを補給するために、甘いものを食べたくなると考えられています。

 

これは正に冬季うつ病の特徴である甘いものを欲することと一致します。

 

東洋医学の世界観では、内臓は感情とも密接に関係していると考えられます。

 

湿邪が影響を及ぼす感情は「」と密接に関わっています。

 

「思」は深く考え込む思い悩むという感情のことです。

 

これが湿邪に影響を受けると、精神活動を司る神気の一種である「」を傷つけます。

 

「意」は傷つくと、身体がだるく眠気はあるのに寝つけない、不眠の状態を呈するようになります。

 

以上のことから…

●身体を防衛する陽気が失われる

●湿邪が体内に侵入する

●湿邪により脾・胃や「思」が影響を受ける

●「思」の影響で「意」が傷つけられる

といった状態になることが考えられます。

 

経穴(ツボ)を用いて予防するには、陽気を充実させることが大切です。

 

陽気が集中するのは第七頚椎近傍にある「大椎」を温めましょう。

 

脾・胃のエネルギーを高めることも大切です。

 

足の親指の付け根にある骨の隆起には、「太白」という脾のツボがあります。

 

ここを息を吐きながら心地良い程度の強さで刺激しましょう。

 

次に膝の皿の真下付近で、脛骨と腓骨の間にある「足三里」という胃のツボがあります。

 

太白と同様に、息を吐きながら優しく押し込むように刺激しましょう。

 

どちらのツボも、温めるとさらに効果が上がります。

 

足三里は東洋医学では「肚腹は三里に聞け」という言葉があるくらいです。

 

日頃から日光に当たって生活リズムを整えること、違和感などの兆候があれば医療機関を受診するように心がけるのはいうまでもありません。

 

しかし、東洋医学の観点では、手軽にできる予防法もあります。

 

1度試してみてはいかがでしょうか?

 

 

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