当院のブログをお読み下さりありがとうございます。
本日はうつ病についての性差について少しお話させて頂きます。
女性の身体はホルモンバランスが乱れやすいようにできています。
これがうつと関係が深いといわれています。
月経周期を始め、妊娠・出産・更年期障害…これらは女性の生涯を通じて起こります。
ホルモンの変化は、体調の乱れや精神状態の不安定を引き起こします。
女性特有のうつ病として代表的な症状は主に3つあります。
①月経前症候群(PMS)
月経の始まる10日前頃から、心身が不安定になるトラブルです。
月経開始後2~3日で落ち着いてきます。
このトラブルにより情緒不安定になる人は、全体の2~5割ほどといわれています。
排卵・月経によりホルモンバランスが変化することが要因となります。
精神症状がひどくなると、月経前不快気分障害と診断されることもあります。
②産後うつ病
産後2週間目~1年くらいまでの女性にかかりやすいうつといわれています。
産後のホルモンの乱れに加えて、出産と育児疲れや今後の育児への不安などが大きく影響します。
因みにマタニティーブルーとは、産後3~10日くらいに産婦の半数くらいの人が経験する軽いうつのことで、1週間ほどで自然治癒します。
③更年期うつ病
閉経を挟んだ前後5年くらいまでの期間を更年期といい、この期間に起こる心身のトラブルを更年期障害といいます。
のぼせ・目まい・多汗・食欲不振などの身体症状に伴って、憂鬱感やイライラ、不安がつのることもあります。
上記の疾患に対しては、薬によってホルモンバランスを整えたり、精神安定剤などを服用しながら治療を進めるのが一般的です。
日常で予防対策を進めるには、1日30分程度の時間でもいいので、自分の時間を作りましょう。
これは休めるときにしっかり休むという意識づけによって、心の負担を能動的に取り除くことにつながります。
1日は24時間しかありません。
なので、優先事項をしっかり持つことも重要です。
他のことが中途半端になっても、常に優先事項を決めて取り掛かりましょう。
全て抱え込むなどの状況に陥れば、心の負担は増す一方です。
家族を始め、周囲の協力を求めて円滑なコミュニケーションを確立しておくことも大切です。
情報過多な現代社会では、かえって情報量の多さに振り回されることもあります。
自分に合ったやり方、自分にできることを中心に、活動時間を有効に使いましょう。
大阪市旭区大宮(平日21時まで 日・祝も受付 労災・交通事故取扱)
まつ鍼灸接骨院でした !(^^)!