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日別アーカイブ: 2016年1月18日

目的によって走り方は変えるべき?

当院のブログをお読み下さりありがとうございます。

 

本日は目的別のランニングが及ぼす効果について少しお話させて頂きます。

 

①ロング走

全身持久力(主に心肺機能)や筋持久力の強化としてプログラムを組むようにしましょう。

スピードによって負荷が変わりますので、心拍数がモニタリングできるのも1つの方法です。

「走り込みが下半身強化につながる」という考え方は、筋力レベルを上げるという観点からは効率的でない練習であることは覚えておきましょう。

「スピードレベルを落としてゆっくり走ること」は、血流を促し疲労回復効果も期待できるので、クールダウンに適しています。

 

②ミドル走

試合後半になってもバテない身体作りの1つとしてミドル走を行いましょう。

主に全身持久力筋持久力を強化します。

運動生理学的には、0~40秒まではATP系や解糖系のエネルギー供給システムに依存しています。

なので、このタイム以内でのランニング距離を設定します。

概ね400M程度になると思います。

ミドル走で軸のぶれない走り方を習得することにより、下肢だけでなく体幹筋持久力を鍛えることにもつながります。

ただし、ランニング量によって変化はします。

このように中距離を走るときは、インターバルの比率を変えてやることでランニング負荷を調節できます。

インターバルが短くなるほど、心肺機能に負担がかかってスタミナが強化されます。

 

③短距離ダッシュ

時期的には試合期に行うことが多いダッシュ。

スピード強化の1つとして、オフシーズンのランニングの一環に取り入れるのも効果的でしょう。

スタート時の爆発力と短い距離を走りきることで、瞬発力が強化されます。

ただし、瞬間的に大きな力が作用するため、基礎筋力が出来上がっていなければケガをします。

なので、早い時間帯で本数と時間を決めて行うことが望ましいでしょう。

蹴り足が後ろに流れる走り方は、効率の良い走り方とはいえません。

坂道などを利用して、膝を上げて前方への推進力を生み出すようなフォームを意識して、スピードアップにつなげます。

 

以上のことから基本的な考え方としては…

●効率的な走り方を覚えるためにある程度のランニングは必要である

●エネルギー供給システムによってロング走・ミドル走・ダッシュに分類できる

●ロング走は主に心肺機能を強化するが、スピードを落とせばクールダウンにも向いている

●ミドル走では下肢・体幹の筋持久力強化を目的とし、インターバル設定で負荷を強化できる

●ダッシュは爆発的な力とスピードを養成する

●坂道ダッシュは効率的な走り方の練習になる

といったことがいえるでしょう。

 

寒い時期なので、無理な設定での運動はせずに基礎筋力の充実に努めてから行うようにしましょう。

 

 

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まつ鍼灸接骨院でした !(^^)!

 

 

 

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