当院のブログをお読み下さりありがとうございます。
本日は体幹トレーニングが重心移動に有効な理由について少しお話させて頂きます。
体幹が弱いと…
●手足が疲れやすくなって力を発揮しにくい
●無駄な重心移動が多くなって次の動作が遅れる
●関節痛を誘発しやすくなる
●スピード・動作が鈍くなる
と、いったことが挙げられます。
以前にも述べましたが、重心は高いほど運動しやすく、低いほど安定します。
逆に、重心は高いと動きは早くなる反面転倒しやすくなり、低いと安定する反面動きにくくなります。
特に対戦相手によって自分の動きを変える必要のある競技においては、重心移動を気にしなくては成果が出せません。
重心移動が起こる要因として…
①外力が加わったとき(姿勢反射・平衡反応)
②支持面・支点と重心の位置関係
③筋活動
に大別されます。
①については、重心移動を足底からの感覚や視覚情報を頼りに調整しています。
②ついては、支点と重心線が一致しない限り物体は回転しようとします。
③については、抗重力筋といって立位を保持するのに働いている筋肉があります。(大腿四頭筋・脊柱起立筋・大腿二頭筋・下腿三頭筋)
カラダの重心線は足関節よりも前方を通るため、カラダは常に前方に倒れようとしています。
ところが、抗重力筋の作用によりその前傾は引っ張られ、立位を保つことができています。
その他にも腕を振る・足を上げる際、バランスを取ろうとして重心移動が起こります。
カウンターウェイト・カウンターアクティビティがこれにあたります。
ヒトの運動は、カウンターウェイトやカウンターアクティビティを使用して、効率的に運動を行います。
これらの反応が偏ってくると、安定させるための筋肉が関節を固定しようと固まってしまいます。
そうなると使用する筋肉とそうでない筋肉が出てきます。
それによって一定の筋肉に負担が加わるので、重心移動させる際に大きな筋活動が必要になります。
なので、疲れやすいカラダになってしまいます。
効率よくカラダを動かすのには、中枢部=体幹の筋肉の働きが必要であることにつながってくるといえるでしょう。
1日5分程度でも良いので、体幹を鍛えて疲れにくいカラダ作りをしてみませんか?
大阪市旭区大宮(平日21時まで 日・祝も受付 労災・交通事故取扱)
まつ鍼灸接骨院でした !(^^)!