当院のブログをお読み下さりありがとうございます。
本日は股関節の動かし方について少しお話させて頂きます。
効率良く走るためには、股関節の動きは非常に重要です。
股関節の動きを高める科学的トレーニング、股関節周囲筋を鍛える方法など枚挙にいとまがありません。
多くの場合、股関節を速く動かすために股関節を意識してトレーニングしがちです。
しかし、股関節には脚を動かす以上に大切な役割があります。
それは、上半身を支えることです。
股関節の上にある腰椎や脊椎には、上半身を支える筋肉があります。
なので、上半身の筋肉が固くなって動きにくければ、上体の重みは股関節と膝関節に集中することになります。
そのため、股関節を動かしやすくするには、上半身を支える姿勢を作ることが大切になります。
股関節を円滑に動作させるために、頚部を伸ばして肩を落とす意識をします。
頚部を伸ばすと、背部筋が上方向に伸ばしやすくなります。
肩を落とせば、胸周囲筋の緊張が和らぎます。
ヒトは胸が前方に出ると、腰が反って腰部筋が緊張します。
そこで、肩を落とすことによって腰周りの筋肉に負担がかからない姿勢になる、というわけです。
これにより、腰周りと背部筋が効率良く作動し、上半身の重みをしっかり支えることができます。
その結果、股関節周囲筋の負担が軽減されて、動かしやすくなります。
この姿勢に腕の使い方を活用すれば、さらに股関節が効率的に動きます。
まず、腕を腰から胸の中心に沿ってすくい上げるように前に振ります。
前に出た腕を後ろに振る際、脇の下から肘で後ろをつくようにしてみて下さい。
すると、腕を振った側の股関節は同時に動きます。
腕の裏側と脇の下の筋肉が後方に伸展されることによって、背筋が引っ張られるからです。
これによって背筋の下にある股関節の筋肉が動きます。
股関節を意識しなくても、脇の下を働かせる姿勢を作り腕を振ることで、股関節は勝手に動きます。
この動作を取り入れることで、走る動作は向上するはずです。
スポーツにおいて走りの動作を向上させるには、首を伸ばして肩を落としてみましょう。
その姿勢で腕を振れば、楽に股関節を動かすことができてパフォーマンスの向上につながるはずです。
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まつ鍼灸接骨院でした !(^^)!