当院のブログをお読み下さりありがとうございます。
本日は筋膜について少しお話させて頂きます。
ケガの予防にストレッチは効果的です。
しかし、筋肉や関節のストレッチをしていてもケガをする場合があります。
このような場合に筋膜の状態を整える必要があります。
もともと筋膜という言葉は鍼灸業界から普及したといわれています。
筋膜とは筋肉を包んでいる膜のことで、伸び縮みする度に形状を変える筋肉を支えます。
さらに、近隣の筋肉との摩擦を軽減させて、筋肉の動きを円滑にする役割を担っています。
筋膜は筋肉とつながっていて、機能しているときには弾力性があります。
機能していないときには硬くなって筋肉に張り付いています。
この状態を癒着といいます。
癒着が起きると、関節の動きは悪くなってケガをしやすくなります。
なので、筋膜が硬い状態でストレッチをしても、効果を得ることは期待できないでしょう。
筋膜をほぐす際には、注意点があります。
まず、痛い部分をほぐすのに、「押す」のではなく「圧迫させる」ことが大切です。
その理由として、筋膜がカラダの中間に存在する、といわれているからです。
強く押すと筋肉を触知してしまうので、筋膜をマッサージするには微妙な力加減で圧迫させることが大切です。
筋膜が硬くなっている部分(ケガを好発する・疲れやすい)を触知したら、ゆっくりと時間をかけて押してあげましょう。
押した場所が柔らかくなったら、少しずつ部位を移動させてほぐしていきましょう。
その理由としては、筋膜は筋肉と違って全体を覆っているからです。
このように、ゆっくり長く少しずつ押していくことは、時間がかかって効果が実感しにくいですが、取り入れると無駄な力みが和らぎます。
マッサージを受けるときには、全身性に脱力した姿勢を取ってなるべく筋肉に力を入れないようにしましょう。
大阪市旭区大宮(平日21時まで 日・祝受付 労災・交通事故取扱)
まつ鍼灸接骨院でした !(^^)!