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本日は東洋医学的な5月病の予防について少しお話させて頂きます。
東洋医学では、内因と外因の2つに分けて身体の変調を考察します。
内因による病変は、内臓に影響を及ぼすと考えられています。
主に喜・怒・思・憂・悲・恐・驚の7つの感情が原因とされています。
新しい環境に慣れず、思い悩む時間が増えることで、「思」の感情が過剰になることが5月病の状態では考えられます。
この感情が過剰になると、五臓のうち「脾」が影響を受けることになります。
脾は食物から得たエネルギーを生成し、全身に送る働きを持ちます。
なので、脾の機能が低下すれば、食物からエネルギーを得られなかったり、身体の抵抗力を招く原因にもなります。
思の感情の過剰は、精神や意識を調節する「心」にも影響します。
心は血を全身に送る働きを持ちます。
心の不調は、精神不安定や栄養供給能力の低下につながります。
これらのことから、5月病は脾と心が影響を受けて、気の不足と精神活動が不安定になっている状態である、と捉えることができます。
こうした状態を改善するには脾と心を補うことが必要になります。
●足三里
脛の外側で膝蓋骨下端から指4本分ほど下の辺り
●神門
手首(手掌)の小指側を曲げた際にできるくぼみ
上記の2穴への刺激が有効とされていますが、長期に渡る体調不良の場合は医療機関での受診をするようにしましょう。
新緑が眩しいこの季節、悩んでいる時間はもったいないかも…です(笑)
大阪市千林大宮(平日21時まで 日・祝も受付 労災・交通事故取扱)
まつ鍼灸接骨院でした !(^^)!