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本日は現代型うつ病について少しお話させて頂きます。
現代型うつ病の特徴として、①若者に多く②一般には軽症③仕事では抑うつ的④余韻は楽しく過ごせる⑤仕事の困難を契機に発症ということが挙げられます。
20~30代の若い人に多く見られる現代型うつ病は、職場でのみ見られ仕事以外の活動は活発で、病欠中に旅行に出かける場合もあります。
そのため、仮病や気まぐれと誤解されることも少なくありません。
●失敗を他人のせいにする
仕事上の困難を会社・上司の責任と考えます。
ひどい場合は、周囲に対して攻撃的な態度を取ることもあります。
●うつと自覚する
職場での気分の落ち込みから、うつと考えて専門医を受診して、うつの診断書を会社に提出するなど、自覚症状を強く持っていることも少なくありません。
その一方で、会社を休んでレクリエーションに参加することは、疑問を抱かないことが多いようです。
●食欲不振・睡眠不足
現代型うつでは、食欲もあり睡眠障害はありません。
●拒絶過敏症の兆候
職場での嫌な体験が心に残り、パニック症状や対人恐怖症といった不安症も伴うことがあります。
現代型うつ病になりやすい資質としては、①成績優秀で挫折感がない②プライドが非常に高い③他人の評価を常に気にする④規則や期日もストレスに感じるといった要素が考えられています。
なので、「さぼっている」とか、「組織で働く心構えができていない」とか「忍耐を知らない」だとか「未熟で甘えている」といった先入観・固定観念を持ってしまいがちです。
仕事中においては、本人が本当に苦しい状態に置かれていたなら、理解を示して嫌悪感を刺激せずに、褒めて長所を伸ばすことが大切です。
情報化が進歩する中で、適応するタイプもあれば、適応するのに時間がかかるタイプもあるはずです。
多忙な現代社会だからこそ、周りを見渡す心の余裕は必要なのではないでしょうか?
大阪市旭区大宮(平日21時 日・祝も受付 労災・交通事故取扱)
まつ鍼灸接骨院でした !(^^)!