当院のブログをお読み下さりありがとうございます。
本日は夏を乗り切る味のバランスについて少しお話させて頂きます。
夏は血流の循環が盛んになり、心臓の最も働く季節です。
なので、負担も多くなります。
夏の暑さを調節できないと、血液の温度も上がります。
漢方医学においては血熱といい、これが生じると頭痛や逆上せが起こり、強い興奮をおぼえたり熱射病・熱中症となって意識が不鮮明になります。
鼻出血・下血・血尿・不正出血などを引き起こします。
これらは血熱からカラダを守る生体防御反応です。
無理に止めると、かえって脳出血の危険性が高まります。
なので、この血熱を冷ますために苦味は必要とされています。
夏になると食欲不振と胃腸の活動不振になりますが、それはカラダの熱を冷やすために体表面に血液が浮き上がり、胃腸・内臓に循環する血液が少なくなります。
なので、胃腸障害が増えるのです。
辛い食物には胃腸を温める作用があるので、弱っている内臓に血液を呼び戻し消化吸収能力を高めて胃腸障害を治します。
辛いものを食べると、発汗して体温調節ができるようになります。
苦い味による胃腸の冷えを未然に防ぐために、温める作用のある辛い味を組み合わせることで調和されます。
蒸し暑い日本の夏を元気で過ごすために、苦味・辛味に加えて、胃腸を守る甘味を加えるとよいとされています。
夏バテ予防には苦味・辛味・甘味の3種をバランスよく摂取できるかで、夏の養生が大きく変わるでしょう。
大阪市旭区大宮(日・祝・労災・交通受付) まつ鍼灸接骨院でした !(^^)!