当院のブログをお読み下さりありがとうございます。
本日は下腹の出る理由について少しお話させて頂きます。
なぜ年を取ると太りやすくなるのでしょう?
まず挙げられるのは、生活習慣の変化です。
運動量は加齢に伴って減少しますが、食事量はあまり変化がない…これでは太って当たり前です。
もう1つは加齢に伴う体内環境の変化が挙げられます。
特異体質な場合は除き、40代になると加齢と共に食べる量を意識しなければ、太ってしまいます。
加齢と共に消費カロリーが減る原因として…
①消費エネルギーを高める働きを持つ褐色脂肪細胞の活性度が弱まる
②筋肉量が減少し、基礎代謝量が落ちる
③脂肪分解を促す成長ホルモンの分泌量が低下する
などが挙げられます。
それでは、なぜ年を取ると腹部に集中して脂肪がつくのでしょう?
実は年を取るにつれて、皮下脂肪よりも内臓周辺に脂肪がつきやすくなるのです。(特に食物を吸収する小腸の周りに最もつきやすくなります)
皮下脂肪と内臓脂肪は、見た目は同じ白色脂肪細胞ですが、中身は異なります。
脂肪分解酵素であるリパーゼは、皮下脂肪にはあまりなく、内臓脂肪に多く存在しています。
成長ホルモンの盛んな20代前半までは、リパーゼも活発に働いているので、体重が増えても全身にバランスよく脂肪がつきます。
しかし、加齢に伴って成長ホルモンの分泌量が低下すると、自動的にリパーゼの活性度は低下し、内臓脂肪が蓄積されやすくなります。
そのため、成長ホルモンの分泌量が急激に低下する30代になって太り始めると、お腹だけが目立って出てくるようになるのです。
また若い頃には筋肉によって支えられていた小腸・胃が、加齢に伴う筋力の低下によって次第に下垂してきます。(その分だけお腹の内容物は増えて膨張します)
つまり、突き出たお腹には、下垂した内臓そのものと、それを取り巻く脂肪が詰まっているのです。
基礎代謝量は10代をピークにその量は減少し、40代を過ぎれば急激に低下します。(遺伝的な影響により多少の個人差はあります)
基礎代謝の減少を食い止め「太りにくいカラダ」を作るためには、筋肉を衰えさせないことが大切です。
基礎代謝アップに効果的な無酸素運動・有酸素運動を積極的に行って、「脂肪が燃焼しやすいカラダ」を目指しましょう!!
大阪市旭区大宮(日曜日・祝日も受付) まつ鍼灸接骨院でした !(^^)!