当院のブログをお読み下さりありがとうございます。
本日は女性の便秘について少しお話させて頂きます。
日本人女性の約50%が便秘症状に悩んでいるといわれています。
ではなぜ女性は便秘になりやすいのでしょう?
★女性ホルモン(黄体ホルモン エストロゲン)の影響★
生理前になると便秘になる…これは黄体ホルモン(エストロゲン)の影響によるものです。
女性は月経周期によってホルモンバランスが変わります。
生理前1週間~10日の期間に多く分泌される黄体ホルモンは、自律神経の働きを鈍らせ便意を感じにくくなるため、排便の機会を逃します。
また、子宮の急激な収縮を防ぐ代わりに大腸の蠕動運動を弱める働きもあるので、腸内の動きが弱くなって便秘につながるということもあります。
解消法としては、お通じを促すマグネシウムやカリウムを摂取したり、硬水を1日あたりい1ℓ飲むことも効果的です。
生理が過ぎれば便秘は解消されるので、あまり深く考えずストレスを溜め込まないことも重要です。
★ダイエット(食事量や水分量)の影響★
ダイエットによる食事制限で便が作られる充分な食事量がないことが原因です。
併せて水分の摂取量が減少すれば、便が硬くなりさらに便秘を悪化させてしまいます。
便秘になると、カラダに毒素が溜まってしまい代謝も落ちるので、ダイエット中こそ便秘を上手に回避したいものです。
解消法としては、食物繊維の多い食事で水分も多めに摂るようにします。(野菜・キノコ類・海藻類・コンニャクなどはカロリーも少なく効果的です)
生野菜だと量が食べられないので、茹でたり煮たりなどして野菜でボリュームのある食事を心がけましょう。
★便意を我慢する★
出先でのトイレ、あるいは彼氏と一緒…こんな場合、女性は便意を我慢しがちです。
しかし、便意を我慢してしまうと慢性便秘につながるので要注意です。
便意を我慢することは、脳がそれに対して鈍くなるので直腸には便が留まったまま…結果的に便が固くなって排便しづらくなります。
解消法としては、便意を感じたらすぐにトイレに行く習慣づけ、朝の排便リズムをつけることが重要です。
起床時にコップ1杯の水を飲んで10~15分くらいしたら、便意がなくてもトイレに行きましょう。
カラダと脳に「朝の習慣」として覚えさせることが大切です。
放置しておくと、悪化して慢性化するので、恥ずかしいとは思わずにトイレに行く勇気を持って欲しいものです。
★便を押し出す筋力が弱い★
女性の場合、排便の際に使う腹筋・背筋の力が弱く便秘になっていることもあります。
腸は便を移動させるのに、腸自体の蠕動運動以外にも腹筋も使って移動をさせています。
最後肛門から排便する際に踏ん張るのも腹筋の力によるものです。
妊娠中に便秘になりやすいのは、この筋肉が伸びてしまって力が弱くなっていることが原因です。
解消法としては、1日あたり5~10回程度でも腹筋運動をしましょう。
運動不足であると感じる場合には、一駅分は歩く・階段を使う・雑巾がけをするなど、簡単な運動でも継続的に行うだけでも、腸や腹筋は刺激され便秘解消につながります。
お腹をさすって腸をマッサージ刺激するのも効果的です。
女性は男性に比べて便秘になりやすいものです。
原因を把握して、しっかりと対策を講じましょう。
大阪市旭区大宮(日曜日・祝日も受付) まつ鍼灸接骨院でした !(^^)!