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日別アーカイブ: 2015年3月21日

東洋医学にみる春の養生法とは!?

当院のブログをお読み下さりありがとうございます。

 

本日は東洋医学的な春の養生法・健康法について少しお話させて頂きます。

 

徐々に暖かくなり日照時間も長くなってきました。

 

いよいよ春ですね(笑)

 

春は万物が芽生え発生する時期です。(生物の動き始める時期)

 

五臓を季節と当てはめると…「肝=春」「心=夏」「脾=長夏(土用)」「肺=秋」「腎=冬」となります。

 

春は肝…ということで、肝には「発生・上昇」「血液を貯蔵」「目・筋肉・爪・子宮・陰器を支配」「積極的・計画的・徹底的・清潔な精神状態を司る」といった働きがあります。

 

肝に異常があれば、これらの働きに支障が出てきます。

 

つまり肝の異常によっては、春に病が出てくるかどうか関係してきます。

 

まず多いのが血の不足による症状です。

 

その中でも目・筋肉・爪・子宮・陰器に症状が出やすくなります。

 

春に急性腰痛(ギックリ腰)や肉離れが多い理由は、血の不足によって筋肉を血で養えなくなっているからなのです。

 

その他、神経痛・流涙・目の乾燥・爪の脆弱化・月経不順・精力減退といった症状も引き起こします。

 

また積極的・計画的・徹底的・清潔な精神状態に異常をきたし、集中力の欠如・易怒(イライラしやすい)・決断力の低下・頭痛・睡眠障害・胃潰瘍・食欲異常などの症状が現れやすくなります。

 

血の不足は肝の働きを弱め、発生するエネルギー(気)が滞ってしまいます。

 

なので、蕁麻疹・肌荒れなど皮膚表面に気が滞ることによる皮膚病、四肢あるいは全身性に倦怠感が生じます。

 

逆に頭部に気が留まりすぎることにより、鼻づまり・くしゃみ・目の痒み・頭痛・目まい・耳鳴りなどの症状が起こりやすくもなります。

 

このように、春には肝に関連する病が発生しやすくなっているのです。

 

なので、養生法としては「肝の働きが活発になりやすい時期」ということを踏まえ、休息の充分な確保が効果的でしょう。(肝は働きすぎると血が不足してしまいます)

 

深呼吸・入浴・軽い運動など…自分なりのリフレッシュ方法を持ってみてはいかがでしょう?

 

血を補うのは食事と睡眠です!

 

増血作用(肝を養う食品)のあるものの積極的な摂取は必須といえるでしょう。(緑黄色野菜・レバー・小松菜・アサリ・シジミ・ヒジキは肝を養う効果があるとされています)

 

酸味のものも併せて摂取すれば、なお効果が上がります。(酢の物・レモン・梅干・ニラ・鶏肉・麦・すももなどがそれにあたります)

 

特に酸味は肝臓の働きを正常にし、カラダの疲れをとる作用があります。

 

新しい生活を始められる方も、体調の振るわない方も肝臓を整えてみてみませんか?

 

 

大阪市旭区大宮(日曜日・祝日も受付) まつ鍼灸接骨院でした !(^^)!

 

 

 

東洋医学