当院のブログをお読み下さりありがとうございます。
本日は東洋医学における春の病について少しお話させて頂きます。
春はなんとなく眠かったりイライラしたりアレルギー症状が出てしまったりすることが多いかと思います。
春に特有のこれらの症状は、実は肝が関係しています。
東洋医学では、2・3・4月を春とします。
ヒトのカラダが春を迎える準備を始めるこの時期、肝臓の働きが強くなって高まります。
冬の寒い時期に耐えてきた肝臓の働きが一気に高まると、溜め込んだ老廃物を一気に解毒しようとするため、肝臓にはいつも以上の負担がかかります。
いわゆる木の芽時に吹き出物やアレルギー症状などを強く出してしまう原因になります。
春は新しいことが始まる季節でもあるので、新しい生活の変化についていけない場合もあります。
慣れない環境にストレスが積み重なり、自分自身で思っている以上に肝臓に負担はかかってしまいます。(ストレスは肝臓を傷めるのです)
肝臓はカラダにキレイな血を送る大きな工場のようなもの。
なので、肝臓に負担が必要以上にかかれば、新鮮でない血液が体内を巡り…結果として、不眠・うつ病・五月病などの大きな原因になってしまいます。
春はカラダの上部に色々な症状が現れやすく、目・鼻の近くに悪い血が停滞すればアレルギー性鼻炎、カラダ全体に停滞すれば情緒不安定、若い女性には生理不順としてカラダに現れます。
停滞しすぎると、疲れやすい・眠れない(昼間にボーっとする)・キレやすいという症状が現れます。
自然界においても「春1番」という強い風が吹きます。
外界が冬から春へと移行し、皮膚や目にあたることで肝臓以外のものからも刺激を受けて、さらに細かい病気の原因にもなります。(もともと肝臓の働きが弱っていると、外からの刺激でますます病気になりやすくなります)
とにかく、春は外からのストレスと内からのストレスで、他の季節と比べて何倍もの負担が肝臓にかかります。
なので、春はとにかく肝臓を大事にしないといけません。
肝臓を傷めやすい春には、食事・サプリメント・軽い運動で早めに労わるようにして下さい。
健康第一を維持するためにも、目的意識をしっかり持って楽しい春を過ごしませんか?
大切な肝臓をしっかりケアしましょう!!
大阪市旭区大宮(日曜日・祝日も受付) まつ鍼灸接骨院でした !(^^)!