当院のブログをお読み下さりありがとうございます。
本日は鵞足炎について少しお話させて頂きます。
市民マラソンなどに参加した後で、膝関節周囲の疼痛が発生するケースが少なくありません。
膝の内側には、縫工筋・薄筋・半腱様筋の3つの筋腱が集中しています。
それらは、ハムストリングや内転筋などの筋肉にもつながっています。
腱が集まった状態が、鵞鳥の足に見えることから、これらの筋は鵞足と呼ばれています。
鵞足が付着している部分(鵞足部)に、炎症が起こって痛みを感じるものを鵞足炎といいます。
膝の屈伸運動をする際に、外反や外旋動作をした際に、鵞足部の腱と骨、あるいは腱同士が擦れて鵞足炎が生じます。
特に走りながら急な方向転換をする際には、この炎症が起こりやすくなるといわれています。
軽症の場合は、安静を保って保存的に治療することで、炎症が数週間程度で治まります。
痛みが強くなれば、アイシングや湿布処置をして鎮痛に努め、痛みが治まってくれば鵞足部のストレッチやマッサージを行いましょう。
鵞足炎の根本的な原因は、膝の過使用とフォームの乱れです。
なので、急激に運動量や練習量を増やさずに、自分のレベルに応じてトレーニングを行い、疲労の蓄積を感じたら充分な休息は必ず取りましょう。
膝の負担を考えて、運動前後の調整や柔軟性を高めると効果的です。
走行時に膝が内側に入っていないか、踵が外を向いていないかを確認し、正しいフォーム作りを心がけましょう。
大阪市千林大宮(日・祝日も受付 労災・交通事故取扱)
まつ鍼灸接骨院でした !(^^)!