当院のブログをお読み下さりありがとうございます。
本日は成人の成長ホルモン低下について少しお話させて頂きます。
成長ホルモンは、脂肪を分解したり肝臓で生成されたコレステロールの取り込みを促すことにより、血中のコレステロールを低下させる働きがあります。
成長ホルモンが出なくなると、悪玉コレステロール・総コレステロール・中性脂肪の増加が見られ、善玉コレステロールは減少します。
放置すれば動脈硬化の原因になります。
心臓の機能も徐々に低下します。
長く続けば、心筋梗塞・狭心症の前段階まで動脈硬化が進行して、心不全に至ることになります。
成長ホルモンの減少は、内臓脂肪の増加を引き起こします。
そうなると、インスリンの働きが弱まって血糖が下がらなくなり、糖尿病になります。
成長ホルモンは、骨格・筋肉を発達・脂肪分解・ナトリウムバランス維持など、身体を構成する組織の維持に重要な役割を担います。
以上のことから、成長ホルモンの欠乏は体脂肪の増加・筋肉の低下を引き起こす原因になります。
成長ホルモンは、成人してからも骨の健康維持に大切な役割を果たします。
なので、成長ホルモンが分泌されないと骨は弱くなります。
それが原因で骨粗しょう症や骨折しやすいカラダになります。
筋力低下は、心機能低下にもつながります。
それによって運動機能は低下し、日常生活にも支障が現れるようになります。
皮膚の汗腺に成長ホルモンの受け皿があるので、出なくなると皮膚は乾燥して薄くなります。
これは、成長ホルモンが汗腺に到達しないことによって、発汗量の減少を引き起こし皮膚に潤いがなくなるからです。
発汗量の減少は、体表からの放熱を阻害して体温上昇につながります。
これが運動機能低下の原因にもなるのです。
ヒトのカラダは刺激を受けることによって細胞が活性します。
時間を有効に活用して少しでも運動する習慣を身につけましょう。
大阪市旭区大宮(平日21時まで 日・祝も受付 労災・交通事故取扱)
まつ鍼灸接骨院でした !(^^)!