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日別アーカイブ: 2016年3月10日

関節の可動制限から可動域を取り戻すには?

当院のブログをお読み下さりありがとうございます。

 

本日は関節可動域について少しお話させて頂きます。

 

靭帯でも筋肉でも組織が損傷すると出血をきたします。

 

血液が凝固する過程で、損傷部位には未分化な細胞が入り込みます。

 

未分化な細胞は、組織に見合った細胞に分化して損傷が修復されていきます。

 

この過程がいわゆるリモデリングです。

 

治療に当たっては、この未分化細胞が出現するまでは、患部を動かさないというのが原則とされています。

 

それまでに動かすと、出血と炎症が増悪して治癒期間が遷延します。

 

損傷初期に大切なのは、やはりRICE処置の徹底でしょう。

 

この処置を徹底することで、関節の可動制限が生じにくく、可動域の回復が早くなると考えられています。

 

組織が修復する時期には、適切な力学的負荷を与える必要があります。

 

そうすることで組織の修復が促されていきます。

 

動かしていくタイミングは難しいですが、痛みは1つの目安になるでしょう。

 

圧痛の存在を認めたら、損傷部位に炎症が残存しているので、動かすのは避けた方がいいでしょう。

 

圧痛の減弱あるいは消失するのは、未分化細胞が分化している段階に移行していると考えられます。

 

関節を徐々に動かす際にも、個人差を考慮しながら進めていきましょう。

 

関節の拘縮する傾向にも個人差はあるので注意が必要です。

 

必要に応じて専門家の意見を聞きながら、患部の状態を把握して治療を進めていくようにしましょう。

 

 

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まつ鍼灸接骨院でした !(^^)!

 

 

 

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