当院のブログをお読み下さりありがとうございます。
本日は悪い姿勢習慣がカラダに及ぼす影響について少しお話させて頂きます。
正しい姿勢を維持するには、姿勢保持のための筋肉を適切に鍛えると共に、日常生活においても意識づけることが大切です。
場合によっては正しい姿勢を意識するだけで、慢性的な肩の痛み・腰痛・膝痛などの不快症状が改善されることもあります。
悪い姿勢習慣には色々あります。
立位における姿勢を挙げると…
①休めの姿勢
どちらか一方の脚に体重をかけて、腰をその方向にスライドさせた姿勢です。
腰のアンバランスな姿勢は、股関節周辺において、片方は伸張しもう片方は収縮したままになります。
この傾きは、やがて骨盤から脊柱へと連動し、肩の水平ラインにまで影響します。
その代償は頚部が帳尻をあわせる形で逆サイドに傾きを形成します。
片側性の肩の痛み・腰痛・膝痛・足首痛の経験をお持ちの場合は、無意識のうちにこの姿勢になっている可能性があります。
②常に同側にカバンなどをかける
上記の姿勢に酷似していますが、発症は肩から現れます。
肩の水平ラインの崩れは、股関節周囲や体幹部が逆サイドの傾きを形成することでバランスを保とうとします。
また、カバンを提げている側の腕は、反対側に比べて歩行時の腕の振りが少ないので、筋肉があまり使われません。
なので、肩や腕周りのサイズにも左右差が出るようになります。
④内股姿勢
特に女性に多く見られます。
股関節が過剰に内旋しているため、常に大腿骨を内側に捻るような姿勢になるため、股関節が外へ捻られて大転子が飛び出します。
なので、大臀筋や梨状筋を始めとする股関節外旋筋がルーズになり、お尻が大きくなっているように見えたり、筋バランスが崩れ腰椎の前弯が強くなります。
見た目的には、X脚(膝が内側に入って踵が外側にずれる)になるため、膝にもストレスがかかります。
④脚を組む
座っている際に、股関節周囲の靭帯は緩み支える力が弱くなります。
組んだときに、上になる側の脚が必要以上に内転するので、大腿骨頭の関節窩がはみ出ようとします。
なので、そちら側の臀筋が緩みます。
悪い姿勢には他にもたくさんあると思いますが、今回紹介した症例は日常生活の中でよく見受けられるものと思います。
姿勢改善の意識をもって、その都度不良姿勢をリセットしてみて下さい。
筋肉が不良姿勢を記憶しているため、最初の頃は違和感を覚えるかもしれませんが、繰り返し訓練することで違和感なく姿勢が保てるようになるはずです。
意識から習慣、習慣から無意識の行動にまでもっていければ、正しい姿勢の維持に効果が期待できるでしょう。
カラダの不調は、意外にも日々の姿勢の疲れからかもしれません。
大阪市旭区大宮(日曜日・祝日も受付) まつ鍼灸接骨院でした !(^^)!