当院のブログをお読み下さりありがとうございます。
本日は筋肉の種類と性質について少しお話させて頂きます。
運動が得意な人同士を比べても、能力には個人差があるといわれています。(一瞬で大きな力を引き出すパワー型、長時間走り続けられるスタミナ型)
ヒトは誰でも大きく分けて2種類の筋肉を持っており、その筋肉の割合によって運動能力に差が出ることが分かっています。
まずは速筋(白筋)型ですが、このタイプは瞬間的に大きな力・スピードを生み出せる代わりに、すぐに疲れてしまうという性質があります。
なので、この筋肉の割合の多い人は、短距離走やパワー系の競技に向いています。
またトレーニングによって太くなりやすい性質があります。
パワー系のアスリートが太くて逞しい筋肉を持っているのはこのためで、ボディビルディングには速筋が多いほうが適しているといえるでしょう。
次に遅筋(赤筋)型ですが、これはミオグロビンという赤い色素を含むことに由来します。
あまり大きな瞬発力は出せないけれど、疲れにくく長時間働き続けられるという性質があります。
遅筋が多い人は長距離走などのスタミナ系競技に向いています。
遅筋はトレーニングしてもあまり太くなりません。(マラソン選手の脚がパワー系競技のアスリートと比べて細いのも、遅筋を主に使っているからです)
近年では、人体には速筋と遅筋の中間の性質を持つ中間筋(ピンク筋)という筋肉の存在が認められています。
この筋肉は速筋や遅筋が働く際に、それぞれをサポートしています。
速筋が持久力運動を続けていることによって、中間筋に変化する説もありますが、その割合は筋肉全体からみればそれほど多くないとされています。
速筋や遅筋の割合は遺伝によって決まっているので、どんなに努力してもこの本数の割合を大きく変えることはできません。
しかし、その割合を変えられなくても、1本1本の太さ・強さを鍛えることで、生まれつき速筋が少ない人でも、ある程度のパワーを身につけたり、遅筋が少ない人でもスタミナを強化することは可能です。
なので、トレーニングの割に効果が出てこない…などと思っても、変化が出るのに時間差があるので自分に向いていない種目の筋トレも大切です。
偏りなく鍛えることで、姿勢に大きな変化が出てきます。
結果、代謝が上がって太りにくい体質になります。
暑い季節に対応する元気なカラダを作りましょう (^^♪
大阪市旭区大宮(日曜日・祝日も受付) まつ鍼灸接骨院でした !(^^)!