当院のブログをお読み下さりありがとうございます。
本日は目のクマについて少しお話させて頂きます。
目の下のクマ…疲れや寝不足が原因だと考えられていますが、何かの病気のサインである可能性も少なくありません。
20~30代で現れるクマに青クマがあります。(主な原因は血行不良です)
目の下の皮膚は非常に薄くなっています。
また、目の周囲には多数の毛細血管が集まっていて、そこが血行不良を引き起こすと、黒ずんだ血液がまぶたの薄い皮膚を通して青く見えるのが青クマの正体です。
病気によって現れるクマも主な原因は血行不良です。
症状の1つとして、クマが現れる代表的な疾患について…
①鉄欠乏性貧血
赤血球内のヘモグロビン量が減ると、貧血が起こります。
ヘモグロビンの生成には鉄分は不可欠です。
これが不足することによって鉄欠乏性貧血が生じます。
貧血になると血行不良を引き起こし、赤黒い還元ヘモグロビンが停滞し青クマとなって現れます。
鉄分の多い食事をしても改善しなければ、医療機関で内服薬を処方してもらいましょう。
②甲状腺機能亢進症(バセドウ病)
眼窩脂肪や眼輪筋が炎症を起こし、眼圧が高まることで眼球が突出します。
これに伴って眼窩脂肪はせり出してたるみ状になり、黒クマができることがあります。
甲状腺腫大・頻脈・多汗・手指の震え・倦怠感・体重減少などがありますので、心当たりがあれば医療機関を受診しましょう。
③肝機能・腎機能低下
機能低下の場合、血液が浄化されにくくなり血流は滞って、目の下にクマができやすくなることがあります。
アルコール・甘いものの過剰摂取や過労などによって、臓器が疲れている時にこのような状態に陥りやすいので、生活習慣や食生活を見直しましょう。
④うつ病
両目と口の周りが青白くなる特徴があります。
これは自律神経の異常によって、眼輪筋や口輪筋に血液がスムーズに流れにくくなり、血行不良を起こしているためです。
⑤アレルギー性皮膚炎
下まぶただけではなく、目の周り全体がくすんでいる場合は、アトピー性皮膚炎や花粉症皮膚炎の可能性があります。
目の周囲のデリケートな皮膚に、ハウスダストや花粉が付着して炎症を起こし、
色素沈着による茶クマになります。
放置すれば深刻なシミになってしまうので、早めに医療機関を受診し皮膚やアレルギーの治療を行いつつ、皮膚のバリア機能を高めることが必要です。
以上のように目の下のクマが現れると、様々な症状を伴う場合があるので、たかがクマと放置せず早期の対応が大事です。
大阪市旭区(日曜日・祝日も受付) まつ鍼灸接骨院でした !(^^)!