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本日は低気圧がカラダに及ぼす作用について少しお話しさせて頂きます。
天気が悪くなると体調を崩す原因のほとんどは、自律神経の状態に起因すると考えられています。
自律神経の働きに、外部環境の変化にカラダを適応させる仕事があります。
なので、天候の変化による体調不良は、気圧の変化に対応しようと自律神経が葛藤している状態ともいえるのです。
急な気圧の変化は、まずカラダに物理的な影響を及ぼします。
低気圧になると、細胞内の水分も外に向かって膨張します。
これが浮腫(むくみ)の原因になったり、血管が拡張して血圧が下がると考えられています。
また、頭の血管が膨張すれば頭痛、喉の血管が膨張すれば気道が腫れて喘息につながります。
高温多湿なこの時期に汗をかくと、汗は充分に蒸発せずにむくみにつながるとも考えられています。
自律神経は物理的な変化の他に、呼吸から酸素濃度の薄さ・目から光量の少なさ・内耳にかかる圧力の変化で気圧の低下を感知します。
これらの状況が活動に適さない状況として、副交感神経が優位に働き、カラダを休息とエネルギー蓄積モードに切り替えます。
この状態では、血圧・血糖・心拍数低下、疲労感・意欲低下、食欲増加・消化吸収促進、心身のリラックス作用を招きます。
低気圧になると、だるい・眠い・疲れるといった症状を感じるのはこのためです。
台風の接近のように、急激な気圧低下の環境下では副交感神経の急な調整がカラダの不調を引き起こします。
なので、注意すべきは気圧の変化の最中で、特に急激に気圧低下する時は要注意です。
副交感神経の過剰な働きに加えて、ヒスタミンの分泌が増えます。
そうなると免疫の過剰反応からアレルギー症状を引き起こし、血管浸透性の増加からむくみやすくなり、血管拡張することによって血圧は下がります。
予防法として、自律神経の負担になる暑さ・冷え・睡眠不足を避けることで、症状を軽減できる可能性は高くなるといわれています。
今後増えていく気候の変化に対処する工夫をするだけでも、気圧の変わり目に対する自分の体調管理に役立つのではないでしょうか?
大阪市旭区大宮(日曜日・祝日も受付) まつ鍼灸接骨院でした !(^^)!