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本日は、オキシトシンというホルモンについて、少しお話させて頂きます。
近年「幸福ホルモン」として注目されているオキシトシン。
オキシトシンは哺乳類だけが持っているホルモンで、2つの役割があります。
1つは出産の際に、子宮を収縮させて出産を促します。(陣痛促進に点滴に使用されているのがオキシトシンです)
もう1つは、出産後の母乳の分泌です。
乳児が母体から母乳を吸うと、その刺激で母親の脳からオキシトシンが分泌され、母乳の合成と分泌を促進させるのです。
母親が出産し、乳児を育てることに直結したホルモンとして、オキシトシンは知られてきました。
しかし、オキシトシンの研究について、ここ10年くらいの研究結果によれば、オキシトシンは母親だけが出すものではなく、出産経験のない女性・男性、そして年齢も関係なく分泌されるといわれていまず。
オキシトシンは母乳分泌促進だけでなく、母性愛・信頼感・男女の愛情とも深い関連性があるといわれています。
愛情・信頼という心の状態を作り出すことで、急激にオキシトシンというホルモンの役割が注目され始めました。
オキシトシンの効果は概ね以下の通りです。
★他人への親近感・信頼感が増す
★ストレスが解消され、幸福感を得られる
★血圧上昇を抑制する
★心機能を改善する
★長寿になる
オキシトシンが分泌されれば、脳内では「脳内物質」として作用し、心の状態を整えると共に、血液中のホルモンとなってカラダにも効果を発揮します。
愛情・信頼は時間をかけて育むことで、培われていきます。
周りを見渡した時に、自分を支えてくれる仲間や恋人、家族の存在はきっと幸福ホルモンの影響を受けている…そんな風に思いませんか?
大阪市旭区大宮(日曜日・祝日受付) まつ鍼灸接骨院でした !(^^)!