当院のブログをお読み下さりありがとうございます。
本日は内臓脂肪と肺の関係について少しお話させて頂きます。
食事によって体内に入った脂肪は、胃から小腸にかけて吸収されて、血管を通じて筋肉などで使われます。
脂肪は動けば動くだけ使われ(=燃焼され)ます。
しかし、摂取してから動かない状態、あるいは睡眠などを取ると、使う場所が限られるので血液中に溢れてきます。
溢れ出した脂肪は内臓の安全な場所、つまり内臓を保護する腹腔に移動します。(中でも腸間膜に脂肪は溜まっていきます)
不規則な食生活が続けば、知らない間に脂肪や糖がカラダ中に溢れてきます。
それは一時的な収納場所ともいえる、内臓周りにどんどん移動して溜まっていきます。
内臓脂肪が溜まると、横隔膜が押し上げられるので肺の容積は小さくなります。
胴体は、胸腔と腹腔の2つに大別できます。
その境目に存在するのが横隔膜です。
運動など、空気を多く必要とする際に大きく動いて、その働きによって肺は膨らむことができます。
しかし、内臓に脂肪が溜まれば、腹腔のスペースがなくなるので、その分だけ横隔膜は押し上げられます。
肺の容積が小さくなれば、体内に取り込む酸素量は減少します。
これでは、脂肪は効率よく燃やすことができなくなるので、太りやすいカラダを作ることになってしまいます。
酸素が充分に行き渡らなくなれば、細胞レベルでの悪影響も考えられます。
内臓脂肪は、溜まるほど動脈硬化や血栓形成を促します。
なので、脳梗塞や心筋梗塞の発症率を高めます。
ドローインや深呼吸などで横隔膜に刺激を与える、最近流行の横隔膜ストレッチなどは効果的でしょう。
運動不足に由来する腹囲の肥大は、放置しておけばカラダに深刻な影響を与えます。
できるだけ時間を作って、運動できる時間やストレッチなどの時間を作るようにしましょう。
大阪市千林大宮(日・祝日受付 労災・交通事故取扱)
まつ鍼灸接骨院でした !(^^)!