当院のブログをお読み下さりありがとうございます。
本日は加齢と動体視力の関係について少しお話させて頂きます。
一般に動体視力は40代から衰えるといわれています。
その理由は、眼球の周囲筋に問題があるといわれているからです。
ヒトの眼球には6つの筋肉があります。
静止状態にあるものをみつめる静止視力は、眼球を動かす必要はありません。
しかし、動いているものを見る動体視力は、眼筋を使って眼球を動かさなくてはなりません。
しかし、加齢に伴って筋力が低下すると、眼球を動かすことにもその影響は及びます。
なので、加齢に伴って眼球が動かしにくい分、頭ごと動かすようになります。
頭ごと動かすと、カラダの重心はバランスを崩し、転倒につながる可能性が出てきます。
また、動体視力が低下すると、自動車や自転車に乗っている際に信号や道路標識を見落としたり、歩行者や対向車への対応が遅れてしまいます。
そうなれば、交通事故等の発生原因を引き起こすことにつながります。
眼球の動きが鈍くなると、日常生活においても運動不足になりがちになり、老化を促す悪循環に陥ります。
動くものを意識的に見るようにするだけでも、動体視力は鍛えることができます。
散歩に出た際にでも、テレビなどの画面を見る際にでも、工夫次第でやり方は色々あると思います。
近視・遠視・乱視の改善はともかくしにく、動体視力に限っていえば動くものを目で追いかける意識を持つだけで、低下に歯止めを期待できます。
反射能力の低下に自覚のある場合、ちょっとした工夫でその低下を予防することができるのではないでしょうか?
大阪市千林大宮(日・祝受付 労災・交通事故取扱)
まつ鍼灸接骨院でした !(^^)!