当院のブログをお読み下さりありがとうございます。
本日は運動連鎖について少しお話させて頂きます。
運動連鎖は大きく2つに分けることができます。
開放性運動連鎖と閉鎖性運動連鎖です。
<開放性運動連鎖>
四肢の末端が固定されておらず、末端が自由に動く状態での運動をいいます。
これは、単関節運動に適しています。
具体的には、座位での膝関節伸展や、歩行における遊脚相(足を振り出した際に地面から足が浮いている状態)などが開放性運動連鎖に該当します。
同時収縮が乏しく、日常生活動作ではこの運動連鎖はあまりみられません。
しかし、上肢の運動のほとんどは開放性運動連鎖である、といえるでしょう。
基本的に単関節運動なので、多関節にわたる複合動作は学習させられませんが、目的とする筋肉へのアプローチがしやすいことが特徴です。
<閉鎖性運動連鎖>
四肢の末端が固定された状態で行う運動をいいます。
代表的なものは、自重による負荷運動です。
この運動連鎖は、多関節運動に適しています。
具体的には、スクワット・カーフレイズなど地面に足をつけて行う運動は閉鎖性運動連鎖です。
閉鎖性運動連鎖では、共同的な筋収縮が起こることで、関節の動きを安定させます。
しかし、アライメントが少しでも崩れると、ターゲットとする筋肉に対する筋トレは難しくなります。
この運動連鎖の特徴は、関節への圧迫力や筋肉の共同収縮によって、求心性受容器の活動が活発になり、筋肉や関連する神経へもアプローチできます。
健常者においては、閉鎖性運動連鎖を利用した自重トレーニングの方が筋力増強効果が大きい、といわれています。
負荷を用いた運動、自重を使った運動、有酸素運動など、運動方法に合わせてトレーニングを意識してみましょう。
カラダの動かし方が変われば、体重や体型などに変化が現れてくるはずです。
この時期は雨が多く、屋外での運動が滞りがちですが、屋内でできるトレーニングも工夫次第でメニューが組めるはずです。
カラダを動かして、心身ともにリフレッシュさせましょう!
大阪市千林大宮(日・祝日も受付 労災・交通事故取扱)
まつ鍼灸接骨院でした !(^^)!