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日別アーカイブ: 2015年8月21日

肉離れの予防とその対応について

当院のブログをお読み下さりありがとうございます。

 

本日は肉離れについて少しお話させて頂きます。

 

ケガには突発的に起こるスポーツ外傷と、慢性的な疲労によって起こるスポーツ障害があります。

 

前者は未然に防ぐことは難しい面もありますが、後者については疲労のケアや正しいフォームによる反復練習によって未然に防ぐことが可能です。

 

肉離れとは、突然の動作によって筋肉が本来持っている柔軟性以上のものが引き伸ばされて、筋肉の1部にダメージを残す状態を指します。

 

ハムストリングスに多発し、大腿前面・腓腹筋・上腕部など筋肉のある部位には必ずといっていいほど肉離れの危険性があります。

 

運動をしているときに音がした、急に力が入らなくなった、など分かりやすい状態でダメージが発生します。

 

筋肉の張り感違和感、筋肉の過緊張を感じたりすることも多く、こういったカラダの変化を見逃さずに対応するだけでも予防することが可能です。

 

肉離れにはRICE処置を行い、患部を安静に保ちながら医療機関などで受診しましょう。

 

損傷程度がひどい場合には、皮下出血斑や熱感を伴う腫れが発生します。

 

内出血によるダメージを軽減させるためにも、患部に対してアイシング処置は行うようにしましょう。

 

最も大切なことは、受傷直後のストレッチを行わないことです。(痛いながらに無理に引き伸ばすと、筋繊維が修復できなくなる恐れがあります)

 

ストレッチは、回復してきた段階で痛みがなくなってから徐々に始めるようにしましょう。

 

肉離れの主な原因は、過度に筋肉を引き伸ばすことによるものですが、大腿の前面と後面の筋力差もその一因と考えられます。

 

大腿四頭筋はハムストリングスに比べて筋力が大きいのですが、あまりにも大腿前面の筋力が大きいと、ハムストリングスは過度な伸展を強いられます。

 

そこへ一気に大腿の裏側を伸ばすような激しい動作が起こると、その外力に耐え切れなくなった筋繊維は損傷(あるいは不全断裂・完全断裂)してしまいます。

 

筋力低下だけでなく、筋疲労による筋肉・関節の柔軟性が低下していることも筋負担を増やす原因です。

 

なので、日頃からハムストリングスのトレーニング柔軟性の確保など入念に行う必要性があります。

 

肉離れから競技復帰までに行うことは、受傷によって回復した際に低下した筋力を回復させることを主眼に考えましょう。

 

筋力が低いために肉離れを起こした可能性があるので、痛みがなくなった時点からストレッチを行い、柔軟性の回復とトレーニングに努めましょう。

 

レッグカール・スクワットなどは、痛みのない範囲から地道に回復させていきましょう。

 

肉離れは再発しやすいといわれています。

 

なので、左右の筋力バランスがしっかり整った状態に仕上げましょう。

 

突発的なアクシデントは防ぎようがないこともありますが、慢性的なケガについては日頃のケア・トレーニング・ウォームアップ・クールダウンなどで再発予防は充分期待できます。

 

ケガに対する正しい知識を持って、普段から入念なカラダの準備を整えるようにしましょう!!

 

 

大阪市旭区大宮(平日21時まで 日・祝も受付 労災・交通事故取扱)

まつ鍼灸接骨院でした !(^^)!

 

 

 

woman doctor

オーバーワーク時にカラダにおきる異変とは?

当院のブログをお読み下さりありがとうございます。

 

本日はオーバーワーク時に神経・細胞にかかる負担について少しお話させて頂きます。

 

①筋細胞・肝細胞

エネルギー産生系の不全・グリコーゲン再合成遅延・ミトコンドリアの障害・酵素の活性低下・チトクローム系酵素などの不全・ミネラル不全が考えられます。

 

②筋繊維

代謝の不活性化・水分貯留(浮腫)・神経の反応低下・マイクロトラウマ(微小障害)の回復遅延が考えられます。

 

③神経

生理的抑制の昇進・即通現象の低下・ビタミンB群の不足・意欲低下・自律神経の機能失調・過度の緊張が考えられます。

 

④ホルモン・内分泌系

ストレス耐性の低下・ホルモンバランスの乱れ・性ホルモン低下・ホメオスタシス維持機能低下が考えられます。

 

上記4つが主なもので、これらに対症するのがポイントになります。

 

オーバーワーク症候群の、自律神経に及ぼす影響として…

 

①交感神経タイプ

●休息時血圧・心拍数上昇

●運動後の血圧の休息時レベルの回復遅延

●パフォーマンス低下

●食欲・体重減少

●情動的不安定・睡眠不足

●傷の範囲拡大・筋力低下

 

②副交感神経タイプ

●パフォーマンス成果の減少

●休息時の低い脈圧

●運動時心拍の早い回復

●運動中の低血糖

●無気力な行動

●運動中の最大血漿・乳酸レベルの低下

 

上記のような症状が自律神経レベルで現れます。

 

疲れていない、あるいは気力で抑え込むなどといって、乗り切っているようでも、実際に神経・細胞レベルでヒトのカラダには負担がかかっています。

 

特に仕事などで睡眠不足の場合や、運動・筋トレなどで必要以上に時間をかけて練習している場合には要注意です。

 

体調管理を怠らずに、自分のカラダの声に耳を傾けましょう。

 

 

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ぽっこり腹