当院のブログをお読み下さりありがとうございます。
本日はクイックネストレーニングについて少しお話させて頂きます。
クイックネスとは、車のギアに例えると1速目のことで、素早く正確に加速し反応する能力を指します。
バイオメカニクスの観点から見れば、多方向への爆発的スタートを行うことができます。
動作としては…
●パワーポジションの準備姿勢
●水平方向への体重移動できる足の位置
●片足での方向転換
の3つが挙げられるでしょう。
解剖学・生理学的な観点で見ると、STOP&GOの繰り返し動作を早めるのに必要なこととして、筋の伸張反射と腱の弾性・ストレッチ・ショートニングサイクルを利用する。
すなわち、STOP動作の早さを作ることです。(かなり負荷のかかる動きです)
なので、このような負荷に対抗しうる筋力が必要になります。
クイックネス能力向上には、動的な柔軟性・筋力などの土台が必要です。
なので、最初に両足・片足での正しい動作を習得しなくてはいけません。
この種のトレーニングは脳→神経→筋→フィードバックのトレーニングです。
神経系のトレーニングは、運動神経の発火頻度の増加・素早い反応・爆発的という3点が大切です。
クイックネスに必要な筋肉は、内・外旋筋と内・外転筋です。
これらの筋肉は筋力が低いので、強いパワーはなかなか出せません。
なので、いかに効率よく使うかが大切です。
トレーニングドリルの流れとしては、下肢とコアマッスルを優先的に鍛え上げることです。
上半身に比べて、下半身が弱いと重心の位置が上がり、素早い重心移動・体重移動が阻害されてしまいます。
STOP動作・動的バランス能力・低い重心・ダイナミックな可動性ができて爆発的なクイック動作に入ることができます。
競技をする上で、初動速度が速いとそれは大きな差となって現れ、自分の武器にすることができます。
単調な練習になりがちですが、反応速度を上げるには必要なトレーニングであるといえるのではないでしょうか?
大阪市旭区大宮(平日21時まで 日・祝も受付 労災・交通事故取扱)
まつ鍼灸接骨院でした !(^^)!