「予防医学」という言葉がここ何年かで定着し、それに伴ってか予防体操が各介護事業所で盛んに取り入れらています。
確かに当院の高齢者患者も、自宅であるいは買い物途中などに転倒あるいは接触などで、打撲や捻挫といったケガをされて来院した時に予防対策について質問されることもしばしば。
そこで、実際に介護事業所でやっている体操を参考にできれば…という思いから体操スタッフとして参加してきました !(^^)!
椅子に座ったままでできる…足腰に自信のない高齢者さんに対する配慮に加えてレクリエーション的な要素をふんだんに取り入れてました。
「鍛える」ことよりも「全員参加」を主眼に、楽しくカラダを動かすことに重点を置いているのは、リハビリ主体の我々の考え方からすれば、新たな視点を持たせてもらった気がします。
あとはスペース(空地)を充分に取って、事故防止に努めているのは流石だなあ…と思いました。
さりげなく利用者さんの後ろについたり、水分補給のタイミングを見極めて、体操の演者と呼吸を合わせる様子がとても印象的でした。(事業所の職員さんの中には、体操について詳しい方もおられ、体操の意味について利用者さんに分かりやすい説明をされていたことも付記しておきます)
今回の参加を通じて私自身、「国家資格取得者だから」という殻に閉じこもり気味だったと痛感しました。
その人のために何ができるか。
シンプルなこの考え方のため、介護業界の方たちは昼夜を通じて利用者さんのため「何をすべきか」と、テーマを持って色々な話し合いをしたからこそ、介護予防体操は人気があるんだなぁ…と1人納得してしまいました。
体操を終わって充実した利用者さんの笑顔が、その後にすぐにテーブルなどを設定してお茶の用意をされていた事業所の職員さんのさりげない気配りが、私にはとても心地良く思えました。
なにか力をもらった気分でした。
私にできること。
今はこれだけを考えて前進。
実りある1日でした。
いつも当院のブログをお読み下さりありがとうございます。
大阪市旭区大宮 まつ鍼灸接骨院でした (>_<)