当院のブログをお読み下さりありがとうございます。
本日は疲労の種類について少しお話させて頂きます。
<中枢性疲労>
脳などの中枢神経が、肉体の疲れに至る前に感じる疲労です。
主に限界近く、あるいは限界以上の運動を行うと、生体防御機構の1部が作動する、と考えられています。
脳そのものが疲労しているわけではなく、様々な疲労情報をもとに脳がパフォーマンスそのものを下げている可能性があります。
<末梢性疲労>
筋肉の機能が一時的に低下している状態です。
主にエネルギー源の枯渇が原因です。
筋収縮を起こすATP(アデノシン三リン酸)は、細胞内に貯蔵できる量が限られています。
枯渇しないように、クレアチンリン酸などを使って、ATPを再合成し筋収縮を持続しようとします。
しかし、それでも貯蔵量に限りがあるので、筋収縮を無限に持続させることは不可能です。
食事で補給することができますが、摂取した栄養素を体内の酸素を用いて燃焼させる必要があります。
酸素を体内に取り込めない・空気が薄い・血行障害で酸素が行き届かない場合は、エネルギー産生が円滑にいかず、パフォーマンスが低下します。
筋収縮の際、収縮エネルギーを作る過程で、細胞内では化学反応が起こります。
その結果、代謝産物が生成されて疲労が引き起こされます。
代謝産物は、筋細胞の中でイオンバランスを崩して、筋内の環境変化を起こし筋収縮を阻害します。
運動時の著しい体温上昇は、細胞の働きを低下させます。
結果として、中枢性でも末梢性でも運動時におけるパフォーマンスは低下してしまうことになります。
疲労を防ぐよりも、疲労回復に何をするのか考えることが、カラダにとって効果的な考え方といえるでしょう。
大阪市千林大宮(平日21時まで 日・祝も受付 労災・交通事故取扱)
まつ鍼灸接骨院でした !(^^)!