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本日は東洋医学における酷暑について少しお話させて頂きます。
暑さからくる体調不良は暑邪が原因とされています。
暑邪は自然界から入ってくる「六淫」の1つです。
暑邪にカラダが侵されるのは、高温多湿の夏期だけです。
陽邪であり炎熱の性質を持つ暑邪は、熱で頭が働かない・皮膚の赤みが出る・多汗といった症状が現れます。
特に汗のかき過ぎには注意しましょう。
汗は津液(カラダのみずみずしさを保つ)の1つと考えられているので、多汗は津液と共に気を消耗するので、倦怠感や息切れなどを引き起こします。
また、血液も濃縮するので、心にも負担がかかるようになります。
多汗による動悸・目まいは、心にダメージを与えるので、心不全などの重篤な症状を引き起こしかねません。
さらに、高温多湿な日本の夏は、暑邪と共に湿邪が侵入することも多くなります。
なので、湿気に弱い脾・胃の機能が低下して、食欲不振・下痢・夏やせなどの原因になります。
夏の暑さ対策には、心・脾・胃の養生が大切です。
疲れや体調不良を残さないように、日常生活や食事に気を配って、予防対策しておきましょう。
大阪市旭区大宮(予約優先 06-6953-0005 火・第3日曜日休院)
まつ鍼灸接骨院でした !(^^)!