当院のブログをお読み下さりありがとうございます。
本日はプールの有効活用について少しお話しさせて頂きます。
水中で行うプールエクササイズは、水の特性を生かしカラダの疲労回復を促進する効果が高いといわれています。
●血流促進効果
プールエクササイズではカラダに水圧がかかります。
どこまでカラダを水中に浸けるかによって、受ける圧は変わってきます。
なので、体表面近くにある静脈は、水圧によって適度なポンプ作用を受けることになります。
運動後の静脈血は疲労物質を多く含むので、水圧によって血流促進や疲労物質の運搬・分解・排出という流れが、円滑になることが期待できます。
疲れたときに起こりがちな足のむくみにも、水圧によって改善されやすくなります。
●リラクゼーション効果
浮力によって、体重を支える関節・筋肉の負担は、重力から開放されて軽減します。
特に腰背部の筋肉は、カラダを支持するので常に緊張状態にあります。
なので、浮力によってこうした筋緊張を緩和することで、リラクゼーション効果をもたらします。
体重がかかる関節(荷重関節)についても、浮力によって普段の物理的ストレスから開放されることにより、負担が少ない中で運動することができます。
●有酸素運動効果
水は空気の約20倍の熱伝導性があるといわれており、水中にいるとヒトは体温が奪われやすくなります。
水中で体温を一定に保つには、より多くのエネルギーを必要とします。
なので、水中でのエクササイズは少ない労力で大きな運動効果が期待できます。
また、首まで水中に浸かった状態は、水圧の影響を受けるため、通常よりも肺活量が約9%減少するといわれています。
なので、陸上と比べて心肺機能の強化がもたらされます。
●痛覚の低下
水は痛覚を低下させることができます。
浮力によって痛みの部分を重力から解放し、筋緊張を緩和するためリハビリなどにも用いられます。
プールエクササイズの注意点は、何といっても運動前のウォーミングアップです。
突然、低温の水に飛び込んで、急激な温度変化にカラダが耐え切れず、筋収縮などを引き起こす危険性があるからです。
単に泳ぐことを目的にせずに、歩く・関節の可動域を意識するなど、様々な運動を通じて疲労回復を促すことができる、夏場にはピッタリのアクティブレストといえるでしょう。
ただし、発熱や睡眠不足など体調が優れない状態でプールに入ると、かえって体調悪化を招いてしまいます。
なので、充分な栄養と睡眠は取るようにしましょう!
大阪市旭区大宮(平日21時まで 日・祝も受付 労災・交通事故取扱)
まつ鍼灸接骨院でした !(^^)!