当院のブログをお読み下さりありがとうございます。
本日は鎮痛剤の効果について少しお話させて頂きます。
病院や薬局で処方される痛み止めは、そのほとんどが非麻薬性鎮痛薬(NSAIDs)と呼ばれているもので、代表的なものにはロキソニン・ボルタレン・アスピリンなどがあります。
こうした消炎鎮痛剤は、鎮痛作用と抗炎症作用があります。
急性外傷の場合、炎症症状がありますので、消炎鎮痛剤を使用すれば痛みを緩和する効果が期待できます。
慢性症状の場合、炎症症状はあまりみられないため、薬を服用してもあまり効果は感じないことが多いです。
消炎鎮痛剤は血管を収縮させるため、慢性的なケガの場合に個人判断で使用すれば、さらに悪化させる危険性もあることは覚えておきましょう。
アドレナリンは副腎で生成され、分泌されるホルモンです。
神経節や脳神経系における神経伝達物質としての役割もあります。
交感神経が刺激されると分泌され、心拍数や血圧を上げる、瞳孔が開く、血中の血糖値が上がるといった作用があります。
緊迫した場面・試合などでは、交感神経が興奮状態にあるため、アドレナリンが分泌されて運動器官に血液が多く流れるようになり、感覚器官の感度が上がるともいわれています。
アドレナリンが大量に分泌されると、痛みを感じる感覚器(痛覚)も麻痺することから、アドレナリンで痛みを治すという人もおられますが、これは気をつけた方がいいでしょう。
あくまでも一時的なもので、興奮状態が冷めてくるにつれて、痛覚をうったえるようになるからです。
外傷に関しては、急性・慢性を問わずにきちんとした処置が大切です。
なので、鎮痛剤を使用するには、そのタイミングと「ケガに関する正しい知識」を持って対処しましょう。
大阪市旭区大宮(平日21時まで 日・祝も受付 労災・交通事故取扱)
まつ鍼灸接骨院でした !(^^)!