当院のブログをお読み下さりありがとうございます。
本日は脇汗について少しお話させて頂きます。
脇の下(腋窩)は、汗腺が集まっているためカラダの中でも汗をかきやすい場所です。
汗をかく1番の目的は、体温調節です。
そして、汗腺を備えて体温調整するのはヒトだけです。
他にも運動時や辛いものを食べたとき、緊張やストレスなどを感じたときにも精神的な影響で発汗します。
汗をたくさんかくと、ニオイが気になります。
汗そのものにはニオイはないのですが、汗や皮脂が皮膚に残っていることで細菌が繁殖し、分解されることによってニオイを発するのです。
汗の量が多ければ、細菌の繁殖も盛んになります。
なので、発汗量が多い夏や激しい運動をした後はニオイが出やすくなります。
1日にかく脇汗の量は、個人差はありますが、スプーン1杯程度といわれています。(カラダ全体の約1%程度)
脇汗を大量にかいてしまうのには理由があります。
●精神性発汗
ヒトは緊張状態の時には、汗腺をコントロールしている交感神経の影響で、脇・手のひら・足裏などに汗をかきます。
緊張状態がなくなれば自然に汗はひきますが、噴出すように一気に出るのが難点です。
「汗をかくかもしれない」という不安感から、常に汗をかいてしまうという悪循環に陥ることも少なくありません。
最近ではストレスが原因で、たくさん汗をかくケースが増えてきています。
●更年期の影響
更年期の症状は色々ありますが、ホルモンバランスの影響で自分の意思や気温に関係なく、汗が出てしまう場合があります。
顔・首・脇の下・胸などの上半身を中心に滝のような汗をかきますが、手足はそれに対して冷たいのが特徴です。
●脱毛後
レーザー脱毛を行った後に、汗が増える場合もあります。
脱毛が汗腺を刺激していることも否定できませんが、脱毛によって意識が脇に集中するという精神性発汗も考えられます。
日頃から汗が多いと思う方は、脱毛を行うときには慎重に行うようにしましょう。
汗をかくのは自然現象といっても、汗によって人前に出たり周りが気になって仕事に集中できないなど、汗が原因で深刻な悩みに発展することもあります。
なので、環境や食生活を見直して改善したり、発汗対策について、できることを面倒くさがらずにこまめに行いましょう。
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まつ鍼灸接骨院でした !(^^)!