当院のブログをお読み下さりありがとうございます。
本日は体幹トレーニングと呼吸について少しお話させて頂きます。
呼吸に関与する代表的な筋肉は、横隔膜・肋間筋・斜角筋・腹横筋・多裂筋・骨盤底筋などの深部筋群が挙げられます。
これらが脊柱の安定筋として作用することで体幹を安定させます。
言い換えると、呼吸筋を上手に使えるようになれば、腹腔内圧を高めやすくなるのです。
口呼吸は、そういった意味では腹腔内圧を高めることができません。
なぜなら、胸郭の上方のみを使用して行われる浅い呼吸なので、呼吸筋を充分に活用できません。
これは、頚部の筋の活動が活発になるだけで、胸郭の姿勢不良や可動域の低下を生じさせます。
横隔膜の活動も低下するので、腹腔内圧は乱れます。
そうなると、腰痛を引き起こしたり、骨盤周辺の筋にまで影響が及びます。
それに対して、腹式呼吸は横隔膜による深い呼吸によって、胸郭は下部から上部へと動くことで呼吸の質が高まります。
正しい呼吸法とは、ゆっくりと鼻から息を吸い込んで、腹部をへこませるようにして口からゆっくり吐き出すようにします。
呼吸の正常化は体幹の安定化の基本になるだけでなく、動作の改善にも大きく関わってきます。
体幹を鍛える第1歩は呼吸からです。
ゆっくり呼吸することからまず始めてみませんか?
意識しなければ意外に難しいものです。
大阪市千林大宮(日・祝日も開院 予約優先制 労災・交通事故取扱)
まつ鍼灸接骨院でした !(^^)!