当院のブログをお読み下さりありがとうございます。
本日は腕や手に痺れを感じる疾患について少しお話させて頂きます。
<手根管症候群>
手のひら側にある手根管という部位が絞扼(こうやく)されて起こる疾患です。
この部分を通る神経(正中神経)が圧迫されることで、感覚鈍麻・指の痺れ・夜中の痺れが生じます。
主に手根管を通る神経と腱の炎症が神経圧迫の原因とされています。
しかし、糖尿病・手首への繰り返し負担・ホルモンバランスも関連しているとされています。
個人差はあるのですが、不良姿勢や自律神経の影響で、肩こりを訴える場合もあります。
進行すれば手術を検討される場合もあります。
<胸郭出口症候群>
頚の付け根と胸部の境界あたりに、頚部から腕部に伸びる神経や血管が通る場所があります。
そこは頭や腕の位置・姿勢に影響されやすい場所でもあります。
頚・肩・胸の筋が緊張することで、神経や血管を圧迫・牽引することがあります。
手指が冷たくなる・痺れやだるさ・荷重が腕に加わると痺れる・肩口まで腕を上げると痺れるなどの症状が現れます。
また、鎖骨や肋骨などが圧迫に関わることもありますが、中には頚椎自体の変形などが原因となる場合もあります。
<肘部管症候群>
肘の内側に神経(尺骨神経)の通る肘部管というトンネルがあります。
この部分は構造的にも繰り返し動作にストレスがかかりやすい部位です。
圧迫・牽引されると、小指・薬指の1部の痺れ・小指側の前腕の痺れ・肘痛・握力低下などの症状が現れます。
肘への負担を避けても症状が重ければ、手術が検討されます。
肘関節への酷使は肩こりを伴う場合も少なくありません。
痺れなどの症状を放置すれば、最悪手術になる可能性があります。
なので、症状がある場合は無理をせずに、医療機関を受診するようにしましょう。
寒さからくる血行不良だから…などど安易に考えるのは危険です。
日頃から同一部位への酷使は注意し、姿勢改善などは意識するようにしましょう。
大阪市旭区大宮(平日21時まで 日・祝も受付 労災・交通事故取扱)
まつ鍼灸接骨院でした !(^^)!