当院のブログをお読み下さりありがとうございます。
本日は低気圧性片頭痛について少しお話させて頂きます。
●低気圧は血管を膨張させる
低気圧時には、血管を始め色々な臓器やリンパも膨張します。
なので、浮腫(むくみ)や倦怠感、酸欠に吐き気といった体調不良を引き起こしやすくなります。
●副交感神経が優位になる
低気圧時の天候は曇りないし雨の日が多く、陽光を浴びる機会がほとんどありません。
そうなると、カラダは日中でも夜と思い副交感神経が優位になります。
副交感神経が優位になれば、血圧降下や眠気を引き起こすことで、強制的に眠る準備を始めます。
自律神経が乱れやすい人は、特にその傾向が強くなります。
●女性に多い
具体的には解明されていませんが、女性はホルモンバランスの乱れから体調不良を引き起こしたり、気圧の変化に敏感な場合が多いからだといわれています。
低気圧性片頭痛の対処法は特にこれといってありませんが、自分の体質を理解して上手に付き合っていくのが最適といえるでしょう。
●鎮痛剤投与のタイミング
耐え難い痛みが来る前に、早めに飲むことで効果が発揮されます。
なので、痛くなると思い始めたら、その時に服用するのがいいでしょう。
激痛が襲ってから頓服しても、効果的ではありません。(これは生理痛の場合にも当てはまります)
胃が荒れるようなら漢方薬などでアプローチしてもいいかもしれません。
●疼痛部位を冷やす(冷罨法)
血管・リンパが膨張しているということは、拡張作用が働いていることになります。
なので、疼痛部位を冷やすと局所的に血管は収縮して、疼痛軽減効果がみられます。
普段の肩こりや片頭痛は、血行不良が原因なので温めると効果的ですが、低気圧性片頭痛は逆の処置が効果的と覚えておいて下さい。
●コーヒーなどカフェイン類を飲む
コーヒーには交感神経を刺激して、覚醒効果が期待できます。
副交感神経の優位が見られるときには、こういった対処も効果がありますが、飲み過ぎると胃が荒れるので、ほどほどにしておきましょう。
●ゆったり過ごす
低気圧の時には、薄暗い部屋でゆったり過ごすと効果的です。
自然には抗することは不可能なので、こんな時には特に用事もせずに早めの睡眠がベストでしょう。
天候悪化に伴って片頭痛が出る場合、それは低気圧性片頭痛かもしれません。
低気圧時に体調不良が顕著な方は、1度上記の方法で対処してみて下さい。
大阪市旭区大宮(平日21時まで 日・祝も受付 労災・交通事故取扱)
まつ鍼灸接骨院でした !(^^)!